2018/05/27 09:00

『レディ・バード』、ヒット曲に仮託された“母親から自由になりたい女子”の心情

『レディ・バード』
6月1日(金)よりTOHOシネマズシャンテほかにて全国ロードショー
(c)Merie Wallace, courtesy of A24

文=赤尾美香/Avanti Press

現在放映中のNHK連続テレビ小説『半分、青い。』が好きだ。1カ月ほど前になるが、こんなエピソードがあった。

高校を卒業する主人公の鈴愛(すずめ)は、祖父がコネで決めてくれた地元(岐阜の田舎町)農協への就職を止めて、東京で漫画家アシスタントをしたいと言い出す。すったもんだの末、鈴愛は東京に行けることになり大喜び。そんな娘の姿を見ながら母は言う。「鈴愛は楽しいことばっかりでいいね。お母ちゃんは寂しいことばっかり。あんたは18だけど、お母ちゃんの中には、3つのあんたも、5つのあんたも、13歳のあんたも全部いる。まだいる。大人だと言われても……。お母ちゃんは、寂しい」。

朝も早よから泣かされながら私は、「こういうことなんだな」と、腑に落ちた。頭に浮かんでいたのは『レディ・バード』の主人公、自称“レディ・バード”ことクリスティンと、彼女の母マリオンだ。

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