2018/06/17 07:00

イ・ビョンホンは“変身の天才”―ファン・ドンヒョク監督『天命の城』インタビュー

聾学校で実際に起きた児童虐待事件を映画化し、韓国の法律をも変えた問題作『トガニ 幼き瞳の告発』(2011年)を監督したファン・ドンヒョク。その後も、マジカルコメディ『怪しい彼女』(2014年)を大ヒットさせるなど、社会派からコメディ作品まで、溢れる才能を見せ付けています。

6月22日(金)に日本公開される最新作『天命の城』は、1636年に起きた「丙子の乱」を描いたドンヒョク監督の初時代劇。中国の新興国である清が朝鮮に侵略を始めるなか、朝鮮の王と朝廷が南漢山城に篭城した孤立無援の47日間を描いた歴史大作です。今回は、来日したファン・ドンヒョク監督に、映画や現代社会についてお話を伺いました。

人間のもつ“哀しさと美しさ”を同時に描きたかった

―本作では、兵士の生活や戦闘シーンが生々しく描かれていたのにも関わらず、残虐にならず、とても美しく、物哀しい、情感たっぷりの作品に仕上がっていたことに驚きました。

原作を読み、歴史をリサーチしていくなかで、どうしても映像で表現したかった感情が2つあります。それは、哀しさと美しさ。本作が描いている「丙子の乱」は朝鮮半島の悲惨な記憶です。と同時に、なぜか美しさも感じたんですね。“悲哀の美”とも言うのでしょうか。哀しさと美しさを同時に兼ね備えた冬の風景を、東洋画のように映し出したかったんです。なので、登場人物の哀しみはクローズアップで表現し、物語の美しさはカメラを引いたロングショットで冬の風景を撮ることによって表現したつもりです。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

アグレッシブに行動できる日。変化を恐れずにチャレンジすると...もっと見る >