2018/07/11 07:00

【解説】是枝作品初参加の女優2人が『万引き家族』にもたらしたもの

『万引き家族』TOHOシネマズ日比谷ほか全国にてロードショー中
(c)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

文=よしひろまさみち/Avanti Press

7月1日までの動員数252万人、興行収入30億7千万円を突破した『万引き家族』。これは間違いなく、今年の興行成績総合ランキングで上位に食い込む勢いだ。そのヒットの要因は、これまで是枝裕和監督作品に明るくなかった人まで劇場に足を運ばせたことが最大のポイント。これまで是枝作品の中の最大のヒットであった、最終興収32億円の『そして父になる』(2013年)をしのぐ勢い。今作の勢いのすごさは比して明らか。お茶の間の話題となることの強さが、改めてわかる。

クオリティは高いのに是枝作品の最高傑作じゃない!?

『万引き家族』TOHOシネマズ日比谷ほか全国にてロードショー中
(c)2018フジテレビジョン ギャガ AOI Pro.

映画としてのクオリティは、是枝作品で最高レベルだし、監督の持ち味の一つにもなっている子役の扱いのうまさや、セリフに頼らない演出など、非の打ち所がない。カンヌ国際映画祭でパルムドールを受賞したのは伊達ではないだろう。だが、本当に是枝作品の“最高傑作”か、と言われると少々違和感がある。これまでの是枝作品を観てきた人には既視感があるのだ。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

やや身動きがとりにくい日。腰は重いのに、理屈ばかり並べてい...もっと見る >