2018/08/24 18:00

演技派・尾野真千子がすべてのセリフに苦戦!『サムライエッグ』秘話

第1回長編作品『メアリと魔女の花』が、国内観客動員数266万人を突破し、話題を集めたスタジオポノックが、短編アニメーションの制作レーベルとして「ポノック短編劇場」を新設した。「ポノック短編劇場」第1弾のテーマは、「ちいさな英雄」。カニの兄弟の冒険ファンタジー『カニーニとカニーノ』、母と子の感動のドラマ『サムライエッグ』、見えない男の孤独な闘いをアクションで魅せる『透明人間』という3つの物語を通じ、“現代のちいさな英雄”を表現している。実話を元に、極度のたまごアレルギーをもった少年シュンとその母親が懸命に生きる姿を描いた『サムライエッグ』で、母親役を演じた尾野真千子にお話を伺った。

自分に子どもがいたら、という気持ちで演技

Q:声優のオファーを受けた時のお気持ちを教えてください。

ジブリ作品が好きでたくさん観ていましたから、このお仕事をいただいて、嬉しかったですね。自分の声がひとつの物語になるんだと思うとそれだけでワクワクしました。

Q:本格的な声のお芝居は、今回が初めてだそうですね。演じてみて、いかがでしたか?

台本と声以外に何も材料がないので、感情の入れ方や音量の強弱など、すごく大変でした。これまでアニメ作品を観ていて、声優さんのお仕事は漠然と想像していたのですが、いざやってみると全く違っていて。すべてのセリフに苦戦しました。これは何回も出来るものじゃないなと。声優さんのお仕事を尊敬しました。

Q:作品に共感したところは?

母親と子どものやり取りがとても自然で、日常生活のワンシーンを切り取ったような物語になっているんです。重さ軽さの違いはあっても、何かのアレルギーを持っている方は、皆さんの身近にいらっしゃると思います。誰もが共感していただける物語だと感じました。

Q:前向きな母親像が尾野さんのイメージにぴったり合っていました。

もし、自分に子どもがいたら、という気持ちで演じました。明るくて、苦労を苦労だと思わないような、こういうお母さんっていいなと思います。

母親が鬼に! トラウマ級の苦い思い出

Q:母親役を演じる中で、ご自身のお母様との思い出が蘇ったことは?

一度だけ、母にクソババアと言ったことがあったんです。母はすごく怒って。ちょうど、布団を叩いているときだったので、布団たたきを持って追いかけてきたんです。あの顔は鬼にしか見えませんでした。今でも鮮明に覚えています。布団の中に隠れたものの、上手いことお尻だけ出ていて。

Q:叩いてくれと言わんばかりに(笑)

しばかれました。小学校へ行く前か、小学校低学年の頃です。今思い返せば、怒ってくれてよかったと思っています。その結果、汚い言葉を使う子どもには育たなかったので。トラウマになるような、苦い思い出ですが。それから1度もババアと言ったことはありません。汚い言葉を母に向かって言ったのは、それが最初で最後です。

Q:お母様は尾野さんの映画をご覧になっていますか?

地元の映画館で上映されるときは、父親と一緒に初日に観てくれています。

Q:じゃ、きっとこの映画も。

観てくれると思います。

Q:最後に、この映画の見どころをお願い致します。

家族愛の詰まった作品です。身近な題材として、観ていただきたいです。この映画が、家族の話題のひとつになれば、嬉しいですね。

(C) 2018 STUDIO PONOC

ポノック短編劇場『ちいさな英雄―カニとタマゴと透明人間― 』
8月24日(金)より全国公開
配給:東宝
公式サイト:http://www.ponoc.jp/eiyu/
(C) 2018 STUDIO PONOC

取材・文/田嶋真理

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