2018/09/18 07:00

銃は心をどう変える?動悸が止まらない村上虹郎主演作

(C)吉本興業

今年、玉木宏主演の『悪と仮面のルール』、岩田剛典主演の『去年の冬、きみと別れ』と映画化作品が続く芥川賞作家、中村文則。海外でも高く評価されている彼のデビュー小説『銃』が映画化され、11月17日より公開となる。同作は、鋭い輝きに射抜かれる閃光のような青春映画。主演を務める村上虹郎は、キャリア中、ベストアクトと言っていい充実の芝居を披露している。

ヒリヒリするようなモノクローム映像

この映画、なんとモノクロームである。回想シーンが白黒ということは珍しくないが、時代劇でも、過去が舞台でもない作品がモノクロというのは極めて珍しい。白黒映像は、ただのムード作りではない。必然性がある。主人公の心象に迫るためにモノクロームが最適の表現だったことが最後の最後にわかる。

映画では、銃を拾ったひとりの大学生が陥る「精神の地獄」を見つめる。とはいえ、前半の主人公は主に高揚感と多幸感に満たされている。銃が部屋にある。ただそれだけで生きる自信が湧いてくる。その様を、村上虹郎は、若者ならではの自尊心と、同時にある脆さとを溶け合わせながら、あくまでもシャープに演じている。

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