2018/10/18 11:00

村上春樹の小説を映画化するために必要なこと

(C)2018 『ハナレイ・ベイ』製作委員会

どんな作品でも起こる現象だが、熱狂的読者の間では、小説の映画化作品をめぐって賛否両論が巻き起こる。それが、村上春樹作品の場合はかなり激しいのかもしれないし、それだけ村上春樹という存在は神格化されているのかもしれない。さて、久しぶりに日本人監督が村上小説を映画化した『ハナレイ・ベイ』(10月19日より公開)は、どんなふうに受け取られるのだろうか。

情緒をいかに実写にするか

原作小説の「ハナレイ・ベイ」は、文庫本で42ページの短編。短編集『東京奇譚集』に収録されており、後に自選短編集『めくらやなぎと眠る女』でも選ばれているので、著者お気に入りの小説なのだろう。

女手一つで育ててきた息子が、サーフィンをするために行ったハワイのカウアイ島にあるハナレイ・ベイで、鮫に右脚を食いちぎられて死んだ。まだ19歳。日本から駆けつけた母親は、毎年息子の命日の少し前から、ハナレイの町に3週間ほど滞在するようになる。それから10年後。彼女はハナレイで、サーフィンをしにやって来た日本人の青年二人と出逢う。束の間の心安らぐ日々を送ったあと、彼女は二人から「片脚の日本人サーファーを見た」と聞かされ、動揺する。

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