2018/10/12 17:00

禁断のネタに挑戦!『止められるか、俺たちを』白石和彌監督に単独インタビュー

2012年10月17日に若松孝二監督が逝去してから早6年が経つ。若松監督は、『壁の中の秘事』(1965年)、『実録・連合赤軍 あさま山荘への道程』(2007年)、『キャタピラー』(2010年)など、映画を武器に戦い、国際的に高く評価された鬼才だ。
このたび、若松監督の死によって活動を止めていた若松プロダクション(以下、若松プロ)が映画製作を再始動させた。記念すべき第一弾を飾るのが、『止められるか、俺たちを』だ。1969年から1971年にかけての若松プロを、実在した助監督・吉積めぐみの目を通して描いた青春群像劇である。

企画・監督を手掛けたのは、若松プロ出身の白石和彌(しらいし・かずや)。『凶悪』で第37回日本アカデミー賞優秀監督賞を受賞後、『彼女がその名を知らない鳥たち』『孤狼の血』など、話題作を次々と発表。いまや日本映画界を牽引する俊英だ。白石監督にお話を伺った。

青春時代の若松監督を見てみたかった

Q:2016年、白石監督が若松監督生誕80周年を記念する特別上映会に参加した後、吉積めぐみさんの写真集を手にしたことが、この映画の企画を思い付いたきっかけだそうですね。しかもその写真集は、若松監督の誕生日である4月1日に送られてきたとか。運命的なものを感じます。

この仕事をしていると、なかなか衝動で映画を撮れるということがなくて。『止められるか、俺たちを』は久しぶりに居ても立ってもいられない題材に出会えたという気持ちでした。ただ、企画を思い付いたときは、若干禁断のネタだなと。自分の師匠をネタにするわけで、しかも若松さんは自分を描くという発想のなかった方でしたから。
そんな気持ちを抱きながら、めぐみさんの写真集についている年表を見ていたら、どれも傑作揃いで。若松監督が動き出す姿が自然にイメージ出来たんです。青春時代の若松監督を見てみたいという衝動で突っ走りました。

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