2018/10/29 11:00

『ライ麦畑で出会ったら』が我々に投げかけるものとは?

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モラトリアムな時代の葛藤を描いたJ・D・サリンジャーの小説『ライ麦畑でつかまえて』(1951年)を演劇化することで、主人公が周りとは違った特別な人間であることを証明しようする『ライ麦畑で出会ったら』(公開中)。だが、同書はどう大人になっていくかについては書かれていない。そしてこの映画は、青春小説の金字塔が何を投げかけているのかを改めて実感させる。

 大人への一歩を踏み出すきっかけを瑞々しく描く

舞台は、1969年の米ペンシルベニア。冴えないジェイミーは学校に馴染めず、孤独な高校生活を送っていた。そんな日々の中で出会ったのが『ライ麦畑でつかまえて』。彼はこの小説を演劇化することを思いつく。

しかし、同作を上演するには原作者の許可が必要であり、隠遁生活を送るサリンジャーに連絡を取ることは簡単なことではなかった。それでも諦めきれないジェイミーは、少ない手がかりを頼りに、演劇サークルで出会った女の子、ディーディーとサリンジャー探しの旅に出ることになる。

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