2018/12/27 06:30

コンプレックスをうち破れ!超ポジティブ映画で気分は渡辺直美

(C)2018 TBV PRODUCTIONS, LLC. ALL RIGHTS RESERVED.

『エイミー・エイミー・エイミー!こじらせシングルライフの抜け出し方』(2015年)で一躍有名になった全米人気No.1のコメディエンヌこと、エイミー・シューマー主演の最新作『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』(12月28日より公開)。本作は、考え方次第でコンプレックスは最大の武器になることを身をもって示してくれる、共感度120%間違いなしの1本だ。

喜怒哀楽の表現だけで、ビフォー・アフターを目の当たりに!

見た目にコンプレックスを抱える主人公が、全身整形などでスタイル抜群の超絶美女に変身して、人気歌手やモデルになって成功する映画なら観たことがあるという人も少なくないはず。でも『アイ・フィール・プリティ! 人生最高のハプニング』がずば抜けて優れているのは、ヒロインの見た目は一切変わっていないのに、彼女の喜怒哀楽の表現だけで、ビフォー・アフターを目の当たりにさせられてしまうということ。

主人公は憧れのコスメ会社に務めながらも、理想とはかけ離れたポジションで悶々とした日々を過ごしている、ぽっちゃり系女子のレネー。そんな自分に嫌気がさしてジム通いを始めるが、ある日トレーニング中に頭を打って意識を失い、目覚めた彼女は、なぜか自分がスーパーモデル並みの絶世の美女に変身したと勘違い!

実際には見た目は何も変わっていないのだが、思い込みの激しさで超絶ポジティブ女子に生まれ変わったレネーは、念願だった本社の受付嬢に立候補。なぜか周囲も自信満々の彼女に魅了され、仕事も恋も順調に滑り出す……というストーリー。

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セクシーなダンスは渡辺直美そのもの!

レネーの日本語吹き替えを渡辺直美が担当しているが、まさに本作は渡辺直美の生き方そのもの!

 ビキニコンテストに出場したレネーが、ジェイソン・デルーロのヒット曲「Swalla」に合わせてノリノリのセクシーダンスを披露するや、客席のブーイングが拍手喝采に変わるシーンは、もはや渡辺直美にしか見えない。声の吹き替えのみならず、映像すら脳内でビヨンセになりきって口パクで踊りまくる渡辺直美に変換されてしまうのだ。

 監督を務めているのは、『25年目のキス』(1999年)や『そんな彼なら捨てちゃえば?』(2009年)といった作品の共同脚本家として人気を博し、引く手あまたの気鋭コンビとして活躍しているアビー・コーンとマーク・シルバースタイン。本作がオリジナル脚本による監督デビュー作とは思えぬほど、抜群の安定感を醸し出している。

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演技派ミシェル・ウィリアムズが魅せるコメディエンヌとしての新境地

「少女漫画みたいな女子向け映画」とあなどるなかれ。マッチョな集団に馴染めず、ジムでも女性ばかりのズンバ(※)のクラスに通う草食系の男性や、恵まれたポジションに物足りなさを感じているイケメン御曹司など、魅力的なキャラクターが巧みに配置されており、コンプレックスを抱える人なら誰しもが共感できる映画に仕上がっているのだ。

※ズンバ・・・主にラテン系の音楽を流しながらダンスするエクササイズ

なかでも秀逸なのは、大手コスメ会社のCEOエイヴリー・ルクレア役を演じたミシェル・ウィリアムズが披露する、奇妙なウィスパー・ボイス。高学歴で世界を飛び回る美人な敏腕社長でありながら、その個性的な声のせいで劣等感に苛まれているという役どころを、コミカルかつキュートに演じている。演技派とよばれるミシェルにとっても、新境地ともいえる役柄なのだ。

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「自分らしく」と口で言うのは簡単だが、人は誰しも欠点を出来るだけ隠そうとするもの。しかし、苦手なところを無理やり直すことに時間や労力を費やすよりも、良い部分を伸ばす努力をした方が、人生は今よりもっと楽しくなるはず。開き直るのではなく、自信を手にしただけで理想の自分に近づけるなら、騙されたと思って実行あるのみ! 悩みごとを抱えていた人も、きっと映画館を出る頃には気分が晴れていること請け合いだ。

(文/渡邊玲子@アドバンスワークス)

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