2018/12/15 11:00

アメリカでは…風物詩!日本人の知らない『グリンチ』の人気ぶり

『グリンチ』公開中(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

『グリンチ』(公開中)は、『怪盗グルー』シリーズや『SING/シング』(2016年)などで知られるイルミネーション・エンターテインメントが、新たに手がけるクリスマス・ムービーです。タイトルにもなっている“グリンチ”は、日本人には馴染みが薄いかもしれませんが、アメリカではサンタクロースと並ぶ“クリスマス”には欠かせないキャラクターなのです。

クリスマスの風物詩「グリンチ」って?

(C)2018 UNIVERSAL STUDIOS

『グリンチ』は、1957年に刊行された絵本『いじわるグリンチのクリスマス』が原作です。クリスマスが大嫌いなひねくれ者のグリンチと、ある“願い”を叶えてもらうために奔走する少女シンディの物語は、瞬く間に人気となり、クリスマスの代名詞的物語としてアメリカで読み継がれることになりました。

同作を生みだしたのが絵本作家のドクター・スースです。1904年にアメリカ・マサチューセッツ州に生まれたスースは、大学卒業後、広告会社に勤め、イラストレーターとして活躍しますが、1937年に絵本作家に転身。ユーモアにあふれたイラストと、リズミカルで読みやすい文章で人気を集め、1991年に亡くなるまでに40以上の作品を発表しました。『グリンチ』と同じく、イルミネーションが手がけた『ロラックスおじさんと秘密の種』(2012年)もスース原作の作品です。

ジム・キャリー主演で実写化された過去も

“グリンチ”と聞いて「昔、そんな映画なかったっけ?」という映画ファンも少なくないでしょう。2000年には、コメディ俳優のジム・キャリーを主演に迎え、『アポロ13』(1995年)などのヒット作で知られる名匠ロン・ハワード監督のメガホンで実写化されました。

同作でのジムは、特殊メイクを施し、緑色の毛で覆われたグリンチに変身。彼の名を一躍世界に知らしめた『マスク』(1994年)を彷彿させる“特殊メイク×コミカルな演技”でグリンチを怪演しました。

アニメーションで原作の世界観を完全再現

そんなアメリカの定番キャラクターであるグリンチが18年の時を超えて、アニメーションとして復活したのが『グリンチ』です。

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本作の主人公であるグリンチは他人の幸せが大嫌いで、人里離れた洞窟で愛犬のマックスと共に暮らしています。特にクリスマスは、名前を聞くだけで吐き気を催すほど。そんなグリンチの近くに住む村人たちが、クリスマスに巨大なツリーを運びこみ例年以上の盛り上がりを見せます。ついに、我慢の限界にきたグリンチが、クリスマスを盗むという、驚くべき計画を実行する様が本作で描かれます。

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イルミネーションらしい、少し毒がありながらもどこか憎めない、かわいいキャラクターたちや、リアルに再現されたアニメーション。そして、最後には思わぬ感動で観る人の心を震わせてくれます。また、グリンチの声を『ドクター・ストレンジ』(2016年)のベネディクト・カンバーバッチが務め、気難しい偏屈なキャラクターを独特なセリフ回しで表現しています。そして、日本語吹替版でグリンチを担当するのは大泉洋。とぼけたユーモアを感じさせる演技も見事にハマっており、こちらも注目です。

(文/スズキヒロシ・サンクレイオ翼)

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