2019/01/21 06:30

山田孝之の“役者だけじゃない”マルチな活動の裏にある想いとは

(C)2019「デイアンドナイト」製作委員会

俳優の山田孝之が初めてプロデューサー業に専念した『デイアンドナイト』が2019年1月26日から全国公開になる。

2018年の山田は、長澤まさみとW主演をつとめた『50回目のファーストキス』、菅田将暉とのW主演が話題となったテレビドラマ「dele(ディーリー)」(テレビ朝日系)など俳優業に励む一方で、人気コミックの実写化ドラマ「聖☆おにいさん」(ピッコマTV)の製作総指揮、『ハード・コア』で出演・プロデューサーを兼務するなど、役者以外でも八面六臂(ろっぴ)の活躍を見せた。今回は、俳優にとどまらない山田のマルチな活動に焦点を当ててみたい。

赤西仁とのユニット結成に会社設立…役者の枠を飛び出した新たな活躍が続く

『デイアンドナイト』は主演をつとめた阿部進之介の企画・原案で、それに共感した山田が、映画の成功のため裏方に専念しながら製作・資金集めを実地で学んでいった作品だ。山田は多忙の合間を縫って、プロデューサーとしてロケ地の交渉やロケハンを自ら行い、オーディション審査や脚本会議にも参加。さらに、約1か月の撮影期間中はほぼ毎日、現場に立ち会ったという。

山田が熱意を持って裏方に徹し製作をした本作を一足早く鑑賞する機会を得たが、家族愛を通して「善と悪」を問うシリアスで重厚な内容に仕上がっており、製作陣と役者たちの緊密な連帯感がひしひしと伝わってきた。

今年36歳になる山田は、近年、映画やドラマ以外にも、作家や企業のCIOなど、活動の場を多岐に広げている。2016年に入ってからは特にその傾向が顕著で、3月に初の著書「実録山田」(ワニブックス)を刊行したのを皮切りに、6月にシンガーシングライター・TEEの楽曲「恋のはじまり」でMV初監督をつとめ、9月には赤西仁とのユニット「JINTAKA」でCDデビューまで果たした。

翌年2017年には、“スターとのプレミアムな体験を提供する”プラットフォーム「me&stars」を運営する「ミーアンドスターズ株式会社」を設立して、取締役CIO(チーフイノベーションオフィサー)に就任。また、役者応援プラットフォーム「mirroRliar」や、腕時計ブランド「BRILLAMICO」創業者の山口友敬氏と新ブランド「FORIEDGE」を立ち上げるなど、ますます精力的な動きを見せた。

役者として行き詰まっていた時期に気付いた、人との出会いの大切さ

なぜ山田はこれほどまでに次々と新しい世界へ挑戦をし続けるのか。これらの幅広い活動の背景にある思いを、8月26日放送の「ボクらの時代」(フジテレビ系)に出演した際に語っている。

20代のころは「まったく楽しくなかった」と語るほど、俳優業に行き詰まりを感じていたという山田。しかし30代に入って「ずっと閉鎖的だった自分を解放して、人に興味を持って、どんどん人に会ってみようと思うようになった。全ての出会いに意味がある」と考え方を変えた結果、面白い出来事が生まれて仕事につながり、「人生って超楽しい」と人生観が真逆にひっくり返ったという。そこから、自分に制限を設けず、面白いと感じたことには何でもトライするようになったことが、今の多彩な活動に繋がっていったようだ。

山田孝之の芸能界にとどまらない幅広い人脈や、誰からも好かれる“人たらし”力は、しばしばネットでも話題となる。「me&stars」で出品した「山田孝之の1日受付」は、下着を販売するメーカーに約2,700万円で落札され、それに伴いSHIBUYA109で約300人のバストサイズを真剣に測るイベントに参加するなど、企画力や話題作りにも長けている。

このバイタリティがあるからこそ、役者でありながら映画のプロデューサーとしても非凡な手腕を発揮できるのだろう。山田のマルチな活動は、新たな映画やドラマの潮流ができる可能性に満ちている。

(文/猪口貴裕)


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