2019/02/16 06:30

子役“神木きゅん”はいつから俳優“神木さん”になったのか

画像はイメージ(画像素材:PIXTA)

2月15日より公開の『フォルトゥナの瞳』。死を目前にした人間が透けて見える能力を得た主人公・慎一郎を神木隆之介、死の運命に導かれるヒロイン・葵を有村架純がそれぞれ演じる。神木といえば、弱冠25歳にして20年以上ものキャリアを持つ子役出身俳優だが、“本格ラブストーリー”を演じるのは意外にも本作が初。可愛らしい子役時代を経て、魅力的な大人の俳優へと進化中の神木。その軌跡を振り返る。

“天才子役”と呼ばれた幼年期

6歳で出演した「グッドニュース」(TBS系・1999年)でドラマデビューを飾った神木少年。それ以降も、嵐・二宮和也、上戸彩のきょうだい役をつとめた「涙をふいて」(フジテレビ系・2000年)、TOKIO・長瀬智也主演の「ムコ殿」(同系・2001年)、市原隼人や綾瀬はるかときょうだい役を演じた「あいくるしい」(TBS系・2005年)など、豪華キャストを擁する数々の人気ドラマに出演し、キュートなルックスで“国民的人気子役”となった。

ファンの間で「神木きゅん」と呼ばれ親しまれる一方、10代前半で主演した『妖怪大戦争』(2005年)にて日本アカデミー賞新人俳優賞に輝くなど、その堅い演技力で“天才子役”の異名もとった。

誰もが認める“実力派”に!2012年は子役脱却の年?

成長につれ、風ぼうや声が変わってゆく子役たち。人気を保ち続けるには、“変化してゆく自分”を視聴者に受け入れてもらわねばならない。つまりは、子役からの脱却である。

神木にその転機が訪れたのは、10代も終わりを迎える2012年のことだろう。この年、神木は大河ドラマ「平清盛」(NHK・2012年)に源義経役で出演し、子役時代の面影を残しながらもたくましく成長した姿で多くの視聴者を喜ばせた。

義経といえば、その7年前に大河ドラマ「義経」(同系・2005年)で神木が演じた牛若丸が成長した役どころでもある。時を経て同一人物を演じることとなった神木は、NHKのインタビューで、プレッシャーはあったが、牛若の過去を経験したことで自分なりの義経を作っていけたと、自身の演技と成長に手ごたえを感じているようでもあった。

また、同年には、高校のスクールカーストの底辺に身を置く主人公を演じた『桐島、部活やめるってよ』、時を止める能力を持つ悪役に扮した『劇場版 SPEC~天~』にも出演。これまでとは趣の異なる役柄で若手俳優への成長を強く印象づけたのであった。

“悪役”や“お仕事ドラマ”で役幅拡大の青年期

20代に突入すると、役者としての自身の力量を試すかのごとく、多くの実写化作品にも足を踏み入れてゆく。福士蒼汰主演の『神さまの言うとおり』(2014年)では猟奇的なサイコパス役を熱演し、佐藤健主演の『るろうに剣心 京都大火編/伝説の最期編』(2014年)では刀を使った迫力あるアクションを披露。

そして、その佐藤とダブル主演をつとめた『バクマン。』(2015年)ではトップの漫画家を目指す秀才役に扮し、『3月のライオン』2部作(2017年)では齢17歳の天才棋士役にも挑戦した。いずれもその道で活躍するプロフェッショナルでありながらも、思春期真っただ中の高校生という非常に難解な役どころであったが、原作の役のイメージを壊すことなく見事に表現。その演技は、大人の俳優“神木さん“の貫禄と実力を視聴者に教えてくれるものであった。

そして近年は、本格的な職業ドラマにも進出している神木。自身初となる刑事役を演じた「刑事ゆがみ」(フジテレビ系・2017年)ではビシッと決めたスーツ姿で難事件解決に乗り出し、主演をつとめた「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」(NHK・2018年)では饒舌なスクールロイヤー(学校弁護士)として学校問題に真っ向から対峙した。同作では、ドラマのタイトルさながらに、膨大な量の長セリフをスラスラと喋った“弁の立つ” 神木がドラマの尺を余らせてしまい、後からシーンを追加するというアクシデントも発生。すでに子役を遠く離れ、大人の俳優として歩を進める神木青年のさらなる伸びしろを予感させるエピソードである。

現在放送中の大河ドラマ「いだてん ~東京オリムピック噺~」(NHK)では、ビートたけし演じる人気落語家・古今亭志ん生の弟子・五りん役で出演中の神木。1月21日放送の第3話では、なんと神木が裸になり、水浴びをする“サービスシーン”も放送された。子役時代の愛くるしさを脱ぎ捨てた、大人のお色気路線にも今後は期待……!?

(文/ナカニシハナ)

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