2019/02/20 12:10

監督が惚れた、神木隆之介の“男らしさ”『フォルトゥナの瞳』三木孝浩監督インタビュー

© 2019「フォルトゥナの瞳」製作委員会

“フォルトゥナ”とは運命の女神。その瞳を持った者には、「死を目前にした人間が透けて見える」という不思議な力が宿る。その力によって、愛する人の運命を知ってしまったら……?百田尚樹原作の映画『フォルトゥナの瞳』は、そんな究極の問いを突き付ける、神木隆之介、有村架純出演のラブストーリーです。三木孝浩監督に作品に込めたメッセージ、さらに青春映画への思い入れや“ヒロインを美しく撮る方法”まで語ってもらいました。

「自分ならどうするのか?」 究極の選択を疑似体験

――これまでの監督作品と比べて、今回の映画はいかがですか?

僕の長編映画の中では、新たなタッチの映像にチャレンジすることができました。今回はサスペンスの要素も大きかったのですが、自分の中では楽しみながら作ることができた作品です。どうやったらお客さんを怖がらせられるかな、ドキドキさせられるかな、と考えながら撮影しました。

――主人公の慎一郎は死が目前に迫った人が透けて見えるという、ファンタジー設定でした

僕はファンタジー映画や小説が大好きです。どうしてファンタジーに魅かれるのかというと、普段の日常生活だと考えられない窮地があって、見ている人に「自分ならどうするのか?」という問いかけがあるからだと思います。ある種、究極の状況を疑似体験できるのが、ファンタジーの魅力だと感じています。

――百田尚樹さんの原作小説を読んだ印象は?

小説を読んだ時、主人公の慎一郎の選択に対して、「主人公と同じ選択ができるのか?」と読者に問いかけるような所が素敵だなと思いました。こうした問いを持って日常生活に戻ると、一日一日を一生懸命生きようというきっかけを与えてくれるんだと思います。

――原作を映画化するにあたって、どんな所が変わりましたか?

ラブストーリーの要素が原作よりも強まったと思います。また、映画版では慎一郎と葵の絆を強くしたいなと思って、新たな関係性を付け足しました。2人の結びつきは、運命なのか、自分の選択の結果なのか、誰にも答えは分からないのですが……。

男が惚れる神木隆之介の魅力とは? 有村架純は芯が強い!?

――主演の神木隆之介さんは本格的なラブストーリーは初挑戦だそうですね。

多くの作品に出演しているので、ちょっと意外でしたね。今まで可愛らしさや繊細さが求められる役どころが多かったと思いますが、これまでと違った一面が切り取れるんじゃないかなという期待がありました。

――神木さんの「これまでと違う一面」とは?

実は神木君、男から見ても惚れる部分や“男らしさ”を持っています。本番で鬼気迫る表情を見せて、終わった後に優しい表情に切り替わる瞬間が、男から見てもドキッとします。僕の中では神木君とフィギュアスケートの羽生結弦選手がすごく被るんですよね。カメラが回っている時は、リンクで滑っている羽生選手のようなイメージがあります。

――有村架純さんは監督の作品に初出演ということでしたが、いかがでしたか?

出演作品を色々と拝見して、実は彼女の中に、芯が強い部分があるんだと思っていました。今回演じた桐生葵は、ごく普通の可愛らしい女性として登場するのですが、後半は芯の強さや思いの深さが出てきます。その部分を架純ちゃんなら素敵に演じてくれるんじゃないかという期待感がありました。実際、そこを見事にお芝居で表現してくれたので、演じてもらってよかったと思いましたね。

文:すずき くみ



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