2019/02/23 08:00

ジェームズ・キャメロンからロバート・ロドリゲスに引き継がれたものとは

(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

木城ゆきと原作のSF漫画『銃夢』を、ジェームズ・キャメロン製作・脚本で映画化する『アリータ:バトル・エンジェル』が22日より日本公開となった。

ジェームズ・キャメロンといえば、自らが監督した『アバター』(2009年)と『タイタニック』(1997年)で全世界歴代興行収入1位・2位(Box Office Mojo調べ)を独占している人物。彼は本作を、20数年かけて構想を練った。しかし、『アバター』シリーズの続編の製作から手が離せなくなったキャメロンは、自らメガホンを取ることを断念。そこで白羽の矢が立ったのがロバート・ロドリゲス監督だ。

『シン・シティ』(2005年)や『スパイキッズ』シリーズなど、スピード感溢れるアクションと独特の映像センスに定評のあるロバート・ロドリゲス。彼はキャメロンの構想段階であった膨大な量の脚本をまとめ上げ、キャメロンに“本作の監督を託したい”と言わしめた。

誰もが共感できるキャラクターや物語に重きを置く姿勢

ロドリゲスは映画学校に通っている頃、キャメロンの手掛けた『ターミネーター』(1984年)や『エイリアン2』(1986年)で映画を学んだという。彼は本作でのキャメロンとのコラボについて「20数年前に彼に会って、ずっと一緒に作品を創りたいと思っていたんだ」と、キャメロンとのタッグを熱望していたことを明かす。それに対しキャメロンも「私も君の作品から勉強させてもらったよ。だから今回のコラボもうまくいくと思ったんだ。実際にお互い満足できるものになった」と語っている。

ロドリゲスはキャメロンが書き上げた本作のオリジナルの脚本を引き継ぎ「キャメロンのスタイルは維持したよ。彼が書き上げたものは、素晴らしいキャラクター中心のストーリーだった。巨大な世界を構築しながらも、人の感情を掻き立てる登場人物やストーリーがあるんだ」と、キャメロンが大事にしていた“壮大なSFの世界観の中でも、誰もが共感できるキャラクターや物語に重きを置く姿勢”を引き継いだと明かしている。

アリータ:バトル・エンジェル ランドー_キャメロン_ロドリゲス

写真左からジョン・ランドー、ジェームズ・キャメロン、ロバート・ロドリゲス
(C)2018 Twentieth Century Fox Film Corporation

キャメロンと共にプロデューサーを務めたジョン・ランドーは「『アリータ:バトル・エンジェル』は、今活躍中の最も尊敬を集める2人のフィルムメイカーが、アクション満載の映画を製作するという期待のかかったチャンスだった」と、超大作だからこそ実現したタッグであったことを振り返る。

続けて、キャメロンからロバートに監督してもらうことを考えていると聞いた当初について「僕は最初、懐疑的だった。しかしロバートと会ったとき、不安を抱く必要はなくなった。彼は私たちに積極的な姿勢を見せ、彼の纏めた脚本にはジム(ジェームズ・キャメロン)のハートと優しさが残されていたんだ」と、ロドリゲスの手腕に魅せられたことを明かす。

さらにランドーは「本作を素晴らしいものに手掛けたのはロドリゲスだ。僕もジムもそのことに興奮を感じているよ」と、彼の監督としての技量を称賛している。キャメロンの本作への想いがロドリゲスに継承されたことが明かされた本作。人の心を持つサイボーグの少女アリータの成長を描くドラマティックなストーリー、そして迫力のアクションシーンにも注目だ。



【関連ニュース】

今日の運勢

おひつじ座

全体運

何事もハッピー気分で楽しめる一日。ポジティブシンキングでい...もっと見る >