2019/03/14 06:30

アメコミ映画で「いい味出してるっ!」大物俳優たち

『キャプテン・マーベル』(C)Marvel Studios 2019

現在、ハリウッドではマーベル・シネマティック・ユニバースやDCエクステンデッド・ユニバースを筆頭に、アメコミヒーローが主人公の作品が次々と公開され、世界中で大ヒットしている。もはやハリウッドのメインコンテンツと言っても過言ではなく、莫大な予算がつぎ込まれ、新たなスターも次々と誕生している。

そんな中でも注目したいのが、新しいスターたちの脇で重要な役どころを演じている大物俳優たちの存在だ。アメコミ超大作の中で安定の演技を披露し、“いい味出してる”ベテランスター俳優たちをご紹介!

日本でもおなじみのトミー・リー・ジョーンズが出演!

マーベル・シネマティック・ユニバースにおけるリーダー的存在のヒーロー、キャプテン・アメリカが主人公の『キャプテン・アメリカ/ザ・ファースト・アベンジャー』(2011年)には、日本では缶コーヒーのCMでおなじみの大物俳優、トミー・リー・ジョーンズが出演。キャプテン・アメリカを誕生させる軍の計画責任者であり、鬼教官のチェスター・フィリップスとして登場する。

ハリソン・フォード主演の『逃亡者』(1993年)で主人公をとことん追い詰めるジェラード捜査官を演じ、アカデミー賞助演男優賞を獲得したジョーンズ。強面で厳しい中にも優しさがある役どころは、まさにジョーンズの真骨頂。本作でも主人公のキャプテン・アメリカことスティーブ・ロジャースに、最初は厳しく当たるが最後には共に戦う鬼教官を好演している。

ちなみに、缶コーヒーのCMの元ネタであり、彼の代表作の一つ『メン・イン・ブラック』(1997年)も実はアメコミが原作の映画で、ローウェル・カニンガムによるコミック『The Men In Black』がもとになっている。また、ジョーンズはDCヒーロー映画『バットマン フォーエヴァー』(1995年)でヴィランの一人であるトゥー・フェイスを演じており、アメコミ映画とは縁が深い俳優なのだ。

映画界の重鎮ロバート・レッドフォードがボス役に!

マーベルコミックを映画化した数ある作品の中でも、アクションとサスペンスが融合した傑作『キャプテン・アメリカ/ウィンター・ソルジャー』(2014年)。今作に意外にも“悪役”として登場したのがロバート・レッドフォードだ。俳優としてだけでなく、米アカデミー賞で監督賞を受賞した『普通の人々』(1980年)など、映画監督としても活躍する大御所映画人だ。

彼がアメコミ映画に出演した理由は少し変わっていて、最新テクノロジーを使用する映画の制作現場を体験してみたかったからだとか。制作側でもある彼ならではだ。

レッドフォードが演じたのは、陰謀を企てる秘密組織「S.H.I.E.L.D.」の高官という役どころ。『コンドル』(1975年)や『スパイ・ゲーム』(2001年)など、数々の傑作サスペンスで彼が演じてきたスパイ役へのオマージュからキャスティングされた。本作がアクションだけでなくサスペンスとしても素晴らしい理由は、レッドフォードの存在抜きには語れないだろう。

ヒーローの育ての親に扮したケビン・コスナー

DCエクステンデッド・ユニバースの1作目であり、世界一有名なスーパーヒーローであるスーパーマンのリブート作『マン・オブ・スティール』(2013年)。地球にやってきた赤ん坊のスーパーマンを見つけ、彼を我が子のように育てた養父ジョナサン・ケントを演じたのがケビン・コスナーだ。

初監督作『ダンス・ウィズ・ウルブズ』(1990年)でアカデミー賞作品賞を受賞、ホイットニー・ヒューストンと共演した『ボディガード』(1992年)などヒット作での主演など、監督も俳優もこなすコスナ―。

2000年代以降は、監督兼主演の本格西部劇『ワイルド・レンジ最後の銃撃』(2003年)や『守護神』(2006年)など、決して超大作ではないが堅実な作品を送り出していた。

そして、久しぶりの出演となった超大作『マン・オブ・スティール』では、“スーパーマンを育てた地球の父親”をベテランならではの威厳と優しい雰囲気を持って演じ、スーパーマンが人格者であることに大きな説得力を持たせている。本作の演技によって改めて世界中に存在感を示したコスナーは、本作以降もNASAの宇宙計画の裏側を描き大ヒットした『ドリーム』(2015年)など、主人公を導く重要な役どころで実力を発揮している。

ベテラン俳優マイケル・ダグラスが科学者に!

アベンジャーズの中でも異色の極小ヒーローが活躍する『アントマン』(2015年)に出演した大物俳優がマイケル・ダグラスだ。金融サスペンス『ウォール街』(1987年)では、アカデミー賞主演男優賞を受賞した演技派であり、アクションもコメディもこなせる名優である。

本作では物体を小さくする技術を開発した初代アントマンのハンク・ピムとして、二代目となる主人公にスーツを授けるという重要な役どころ。主人公と娘に振り回されながらも、偉大な科学者として威厳あふれる演技を披露し、ほかのマーベル・シネマティック・ユニバース作品と比べてコメディ色が強い本作において、そのコメディセンスはもちろん、ダグラスの存在が作品に重厚感をもたらしている。

本作の出演理由の一つは、「昔からヒーロー映画に出て楽しそうにしている俳優仲間たちがうらやましかった」からだそう。ちなみに1作目の冒頭では、最新の映像技術を駆使して若返ったダグラスを観ることができる。

ニコール・キッドマンがド派手なアクションを披露!

先日日本でも公開となったDCエクステンデッド・ユニバースの最新作『アクアマン』には、主人公の母親で海底の女王アトランナ役としてニコール・キッドマンが登場。かつて『バットマン フォーエヴァー』(1995年)でヒロインを演じていたニコールが、24年ぶりにDCヒーロー映画へ出演した。

『めぐりあう時間たち』(2002年)でオーストラリア人初のアカデミー賞主演女優賞を受賞した彼女は、高い演技力でアカデミー賞にノミネートされること4回、ゴールデングローブ賞に至っては14回もノミネート。変わらぬ美貌と演技力で活躍し続けている大女優である。

本作への出演は、彼女と同じオーストラリア人であるジェームズ・ワン監督が熱望したことで実現。威厳に満ちた女王としての存在感はもちろん、作品の冒頭では凄まじいアクションを披露している。

ジュード・ロウが重要な役どころでマーベル映画に参戦!

昨年公開された『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』で最大のピンチを迎えたアベンジャーズ。同作の最後で救世主として登場が示唆され、いよいよその姿を現すキャプテン・マーベルが主人公のマーベル・シネマティック・ユニバース最新作『キャプテン・マーベル』が3月15日(金)より全国公開となる。

キャプテン・マーベルサブ1

『キャプテン・マーベル』(C)Marvel Studios 2019

本作に出演するベテラン俳優ジュード・ロウは、『リプリー』(2000年)でアカデミー賞助演男優賞、『コールド マウンテン』(2003年)では主演男優賞にノミネートされ、イケメン俳優として世界中の女性を虜にしてきた。

近年では「ハリー・ポッター」シリーズと同じ魔法ワールドを舞台にした『ファンタスティック・ビーストと黒い魔法使いの誕生』(2018年)で、ホグワーツ魔法魔術学校の校長であるアルバス・ダンブルドアの若き日を演じ話題となった彼が、満を持してマーベル作品へ出演する。

本作でのジュードは、主人公キャプテン・マーベルの所属する組織“スター・フォース”の頼れるリーダーで、彼女を一流の軍人へと育てた人物という役どころ。10年に及ぶマーベル・シネマティック・ユニバースの集大成『アベンジャーズ/エンドゲーム』(4月26日公開)へと続く重要な位置づけとなる本作で、彼がどんな活躍を見せてくれるか気になるところだ。

また、本作にはマーベル・シネマティック・ユニバース作品でおなじみのベテラン俳優、サミュエル・L・ジャクソンも出演。『アベンジャーズ/インフィニティ・ウォー』から過去の時代を舞台に、彼が演じるニック・フューリーが若き日の姿で登場する。こちらにも大いに注目したい。

ほかにも、『マイティ・ソー』シリーズのアンソニーホプキンス、『ガーディアンズ・オブ・ギャラクシー:リミックス』のシルベスター・スタローンなど、数多くの大物俳優たちがアメコミ映画に花を添えている。テクノロジーを駆使した映像や新しいスターの誕生はもちろんだが、大物俳優の存在感もアメコミ映画の大きな見どころだ。今後も多くの作品が控えているだけに、どんな大物俳優が登場するのか大いに楽しみだ。

文=稲生稔/SS-Innovation.LLC



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