2019/03/20 17:00

手塚眞監督はひと目で「三浦涼介に決めた!」その理由

(c)キネマ旬報社 【写真】左から手塚眞監督、三浦涼介、藤谷慶太朗

ヴィジュアリスト・手塚眞監督の“ふたつの伝説”―1985年の伝説のカルト・ムービー『星くず兄弟の伝説』、その再来となった2016年の『星くず兄弟の新たな伝説』、まさかのBlu-ray、DVD化を記念したトーク・イベントが3月15日、シネマート新宿で開かれた。

『星くず兄弟の新たな伝説』上映終了後、手塚眞監督、主役のひとり・カンを演じた三浦涼介、月の芸能プロ「アストロ・プロモーション」に所属するオネエのタレントを演じた藤谷慶太朗が登壇。製作秘話を披露して観客を沸かせた。

監督はこの映画に出た俳優の中で、三浦を最初にキャスティングしたそう。

「オーディション用紙の写真を見てもう、即断でした。ただ念のため三浦さんのライブに、お忍びで行ったんです。そこでステージに立っている彼を見て確信し、その場でカン役に決めました」

三浦涼介「何じゃこりゃ?」

手塚眞監督と三浦涼介
(c)キネマ旬報社

こうしてあらたなスターダスト・ブラザーズの一人が、肉体を獲得したのだ。「…でも三浦さん、最初に台本を読んだ時、どう思いました?」と問いかける監督に三浦は、「いや、正直…何じゃこりゃ、って(笑)」

かつて一世を風靡した元ロックスターでいまは中年のDJが、若返って月世界でスターを目指す―そんな突飛な物語なのだから、無理もない。

さてスターダスト・ブラザーズのもう一人には、三浦同様仮面ライダー出身の俳優・武田航平が選ばれた。しかし監督の中にはひとつだけ、不安要素があったという。前作でスターダスト・ブラザーズを演じた高木完と久保田慎吾は、プライベートでも仲良し。高木(カン)と久保田(シンゴ)の心のまま姿かたちだけ若返ったふたりを三浦と武田が演じて、その距離感が出せるのだろうか?

対して三浦は「実は以前、(武田)航平くんと同じグループで活動していた事があるんです。それに現場では彼が気を遣ってくれたので、すごくやりやすかった。殴る場面でも遠慮なく、リハーサルからガチで殴ったくらいですから」と振り返る三浦に監督は、「そもそも台本には、殴るなんて書いてなかったんですよ…」と苦笑。

「いやいやでもそれは、お互い歩み寄って演じていたという事ですよ。撮影中もよく喋っていましたし。内容はまったく覚えていないけど(笑)」

(c)キネマ旬報社

そしてオネエのタレントを演じた藤谷慶太朗の手には、なぜかティッシュの箱が。「控え室で花粉症に苦しんでいたら、監督が渡してくれたんです。肌触りも優しくて、助かっています」。するとすかさず三浦は「でも凄いですね。さっきまであれだけ苦しんでたのに、ピッタリ止まってるじゃないですか」とツッコむ。「何か安心感が…このまま電車に乗って帰ろうかな(笑)」と藤谷。

三浦涼介の声、涙

(c)2016「星くず兄弟プロジェクト」

『星くず兄弟 伝説BOX ―Blu-ray Brothers― 『星くず兄弟の伝説』/『星くず兄弟の新たな伝説:超完全版』のオーディオ・コメンタリーを武田と収録した際、三浦は主演した映画にもかかわらず見入ってしまい、NGを出してしまったそう。

「何度も言いますけど別に武田くんと、仲が悪いわけじゃないですよ(笑)! いや本当に、あらためて面白い映画だなあって。僕らが着た銀色の、宇宙服みたいな衣裳も可愛らしくて」。個性的な衣裳はすべて、高田完がコーディネイト。月の芸能界を支配するボスを演じた夏木マリの衣裳のデザインは、UNDERCOVERの高橋盾だという。

さらに、メイキングには三浦が歌いながら感極まって涙をこぼしてしまう姿も。監督によると「その涙に心動かしてフォーカスしようとしたカメラアシスタントが、ピントを外してしまった」そう。

これらオーディオ・コメンタリー、メイキングの他、ミュージック・ビデオ集、予告編など映像特典に加え、ブックレット(36P)、絵コンテ本(270P)、オリジナルポストカード4枚セットを封入した『星くず兄弟 伝説BOX ―Blu-ray Brothers―』は、『星くず兄弟の伝説』『星くず兄弟の新たな伝説』DVDと共に発売中。何でもアリのヴィジュアリスト・手塚眞ワールドに、どっぷり浸ってもらいたい。

制作:キネマ旬報社



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