2017/07/07 17:00

「先祖の声が語りかける」“フェロモン俳優”ペレーズ監督がナチスに抵抗した夫婦描く理由

(C)X Filme Creative Pool GmbH/Master Movie/Alone in Berlin Ltd/Pathe Production/Buffalo Films 2016
(C)X Filme Creative Pool GmbH/Master Movie/Alone in Berlin Ltd/Pathe Production/Buffalo Films 2016

 [映画.com ニュース]ナチス・ドイツの全体主義が全盛期を迎えた1940年に、総統アドルフ・ヒトラーを批判し続けた夫婦がいた。映画「ヒトラーへの285枚の葉書」(7月8日公開)は、平凡な夫婦が“ペンと紙”の力で訴え、魂の解放と充足を得ていく姿を真正面から描き出した。メガホンをとったバンサン・ペレーズ監督が来日し、今作の運命的な製作過程を明かした。

 原作はドイツ人作家ハンス・ファラダが、実際に起きた“ハンペル事件”をもとに命を削って書き上げ、第二次世界大戦終結後の47年に刊行した大著「ベルリンに一人死す」。40年6月、ベルリンのアパートで暮らすオットー(ブレンダン・グリーソン)&アンナ(エマ・トンプソン)夫妻のもとに、最愛の息子が戦死したことを知らせる封書が届く。夫妻は怒りと悲しみに任せ、ヒトラー政権を批判するポストカードをつくり、それを街中にこっそりと置く、ささやかな抵抗を始める。

 カトリーヌ・ドヌーブら名女優の相手役を務め、フランス映画界きってのフェロモン俳優と謳われたペレーズ監督が、なぜ題材に社会派作品を選んだのか。答えは明確だ。自身のルーツが影響と勇気を与えているという。

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