2017/08/18 15:00

日本統治時代の台湾の知られざるシュルレアリスム詩人団体を発見「日曜日の散歩者」監督に聞く

(C)2015 Roots Fims Fisfisa Media All Rights Reserved.
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 [映画.com ニュース] 1930年代に日本統治下の台湾で誕生したシュルレアリスム詩人団体にスポットを当てたドキュメンタリー「日曜日の散歩者 わすれられた台湾詩人たち」が、8月19日に封切られる。昨年、台湾のアカデミー賞に相当する金馬奨で最優秀ドキュメンタリー賞を受賞した作品だ。ホアン・ヤーリー監督に話を聞いた。

 1930年代の台南で、日本語教育を受けたエリート青年たちが、日本語による詩を創作し、新しい台湾文学の創造を試みるために設立した「風車詩社」。若きシュルレアリストたちが時代のうねりに巻き込まれていく様を追う。

 ホアン監督が集めた映像資料や、リサーチを基にした再現ドラマから、若き文学青年たちが、ヨーロッパ発祥のダダやシュルレアリスム、そして日本の前衛文学に影響を受けていたことがわかる。本作は日本の文学界においても重要な映像資料になる作品といえるだろう。

 「日本統治下の台湾の芸術、文学についての資料は非常に少なく、左翼的な作家がいたとわずか数行で記述されている程度です。しかし、実際は多くの作家、芸術家がおり、今から80年近く前に風車詩社が存在したと、ある学者が1970年代の終わりに論文を発表しました。それから30年、私が偶然にその存在を知ったのです。日本統治下の台湾の文学者たちの境遇は語られていません。語られても、それが親日なのか、抗日なのかそういった話題で終わってしまうのです」

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