2017/10/30 17:32

溝口健二監督「山椒大夫」は「ホラー映画の原点」、町山智浩氏が大胆解説

溝口健二監督の名作を語った町山智浩氏
溝口健二監督の名作を語った町山智浩氏

 [映画.com ニュース]第30回東京国際映画祭の「日本映画クラシックス」部門で、溝口健二監督の「山椒大夫」(1954)の4Kデジタル復元版が10月30日、六本木のEXシアターで上映された。

 ベネチア国際映画祭で銀獅子賞を受賞するなど高い評価を受け、ジャン=リュック・ゴダール監督が「気狂いピエロ」でラストシーンを引用するなど多くの映画監督に影響を与えた作品。デジタル修復にはマーティン・スコセッシ監督の財団が協力しており、上映後にトークショーを行った映画評論家の町山智浩氏は、「『沈黙 サイレンス』を見るとソックリですよね。相当影響を受けているはず」と分析した。

 だが、町山氏の溝口評でいの一番に出てきたのは「ホラー映画の原点」という意外な言葉。ジョージ・A・ロメロ監督の「ドーン・オブ・ザ・デッド」と、溝口監督が1929年に撮った短編の歌謡映画「東京行進曲」との類似性などを挙げ「米国にも『山椒大夫』はホラー映画という評論も一部にある。サディズムと、女性に暴力をふるってなんとかしなきゃという罪悪感が同居していた人だから」と説いた。

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