2017/11/26 18:00

ワン・ビン監督、ベネチアW受賞作「苦い銭」1月下旬公開

「苦い銭」ポスター画像 (C)2016 Gladys Glover-House on Fire-Chinese Shadows-WIL Productions
「苦い銭」ポスター画像 (C)2016 Gladys Glover-House on Fire-Chinese Shadows-WIL Productions

 [映画.com ニュース] 第74回ベネチア映画祭で、オリゾンティ部門脚本賞とヒューマンライツ賞をダブル受賞した、ワン・ビン監督の「苦い銭」が、2018年1月下旬から公開される。雲南省から湖州の街に出稼ぎに行く女性ふたりが車中で眠りこける表情を捉えたポスタービジュアルがお披露目された。

 出稼ぎ労働者が住民の80%を占める街・湖州。14億が生きる巨大中国の片隅で、1元の金に一喜一憂する労働者たちをカメラが捉える。ドキュメンタリーであるにもかかわらず、群像劇のような見応えで、そのひとりひとりの人生が、我々と同じものだと気づかせてくれるワン・ビン監督の真骨頂といえる作品だ。

 「鉄西区」「無言歌」「三姉妹 雲南の子」「収容病棟」と数々の傑作を発表、仏パリのポンピドゥー・センターでは1カ月以上にわたる回顧展が開催され、ドイツの国際芸術祭ドクメンタ14にも招へいされるなど、美術の分野でも高く評価されているワン監督。今作について「中国社会では、現代ほど『金』が重要な時代は、これまでに存在しませんでした。今、誰もが裕福になりたいと願っています。しかし現実から見れば、それは誰もが空想の中に生きていると言うしかありません。また、“流れゆくこと”は、今日の市井の中国人にとって重要なテーマです。私は、彼らの物語を語るために、カメラのショットや捉える人物をずらしながら、ある被写体から別の被写体へ、焦点を揺らすようにひとつに絞らずに撮影しました」とコメントを寄せている。

 「苦い銭」は、2018年1月下旬からシアター・イメージフォーラムほか全国で順次公開。

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