2018/05/05 06:00

マルクス生誕200年、映画「マルクス・エンゲルス」ラウル・ペック監督に聞く

(C)AGAT FILMS & CIE - VELVET FILM - ROHFILM - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016
(C)AGAT FILMS & CIE - VELVET FILM - ROHFILM - ARTEMIS PRODUCTIONS - FRANCE 3 CINEMA – JOUROR – 2016

 [映画.com ニュース]資本論で知られ、科学的社会主義を打ち立てたカール・マルクスが5月5日に生誕200年を迎える。マルクスとその盟友フリードリヒ・エンゲルスの若き日々を描いた映画「マルクス・エンゲルス」(公開中)のラウル・ペック監督が、作品を語った。

 産業革命が社会構造のひずみから経済格差を生み出していた1840年代のヨーロッパ。貧困の嵐が吹き荒れ、不当な労働条件がはびこる社会にいらだちを覚えていた26歳のマルクスは独自の経済論を展開するが、その過激な言動により妻とともにドイツ政府から国を追われる。その後パリでエンゲルスと運命的に出会い、これまでになかった新しい労働運動を牽引していく。「今日までのあらゆる社会の歴史は、階級闘争の歴史である」という言葉で始まる「共産党宣言」誕生の夜明け前を、「私はあなたのニグロではない」のペック監督が描く。

 偉大な人物ふたりを人間味のあるキャラクターとして描くために、大きなチャレンジが必要だった。「まず最初に、本作が西欧諸国でマルクスを主人公に描いた初の長編映画であったことが、その理由の一つです。この映画を、ハイチ出身の僕が手がけねばならなかったということは、ある意味皮肉です。しかし我々製作陣は、後にロシア革命に影響を与えたマルクスが、髭を生やしていた晩年を描くつもりは最初からありませんでした。2時間の映画では、それらを描くことは不可能です」

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