2018/05/20 15:00

【佐々木俊尚コラム:ドキュメンタリーの時代】「SUKITA 刻まれたアーティストたちの一瞬」

いまでも古びない、普遍的な写真の数々 (C)2018「SUKITA」パートナーズ
いまでも古びない、普遍的な写真の数々 (C)2018「SUKITA」パートナーズ

 デヴィッド・ボウイやイギー・ポップ、マーク・ボランなど世界的に有名なミュージシャンの写真を数多く手がけたことで知られる、写真家鋤田正義。彼の写真の魅力とはいったい何なのか?ということに迫っていく作品だ。

 世界でも最も有名な彼の写真は、革ジャンを着たデヴィッド・ボウイが不思議な手のジェスチャーをして写っているモノクロームの写真だろう。ボウイの1977年のアルバム「ヒーローズ」のジャケットになった。

 本作にはギタリスト布袋寅泰、映画監督ジム・ジャームッシュ、俳優永瀬正敏、スタイリスト高橋靖子、坂本龍一、細野晴臣、高橋幸宏、映画監督の是枝裕和、さらにはファッション界からポール・スミスや山本寛斎まで次々と登場してきて、この綺羅星のようなインタビューを眺めているだけでも飽きない。

 ただインタビューを重ねて行くという構成なので、結局のところ鋤田正義の写真とは何なのか?ということが明確に示されているわけではない。私が非常に印象的だと思ったのは、写真家宮原夢画のコメントだ。鋤田正義はまだ新進のころ、同じように新進気鋭だったアートディレクター宮原鉄生と組んで、カラスを使った広告シリーズを製作している。この作品群も非常に魅力的であり、とても現代的だ。宮原夢画は宮原鉄生の息子で、映画の中で鋤田の写真についてこう語っている。

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