2018/07/14 09:00

新鋭監督が「バンクシーを盗んだ男」の製作に踏み出した意外な理由とは?

本作で長編映画監督デビュー (C) MARCO PROSERPIO 2017
本作で長編映画監督デビュー (C) MARCO PROSERPIO 2017

 [映画.com ニュース]正体不明のグラフィティアーティスト、バンクシーと、その作品がもたらす影響力に迫るドキュメンタリー「バンクシーを盗んだ男」を手がけた新鋭マルコ・プロゼルピオ監督が、作品を製作した意図を語った。

 世界から熱視線を浴びる覆面アーティストであるバンクシーの人物像のみならず、数千万円~1億円という超高額で取引される作品にまつわるドラマに迫った本作。舞台は、紛争地区に指定されているパレスチナ・ヨルダン西岸地区にあるベツレヘムの“分離壁”。その壁にバンクシーが「ロバと兵士」を描いたことからパレスチナで反感を呼び、怒った地元住民が壁面を切り取ってオークションへかけてしまう。音楽界のカリスマ、イギー・ポップがナレーションを務める。

 プロゼルピオ監督は、「数年前にパレスチナに行って、街の状況を自分の目で見たときにアイデアが浮かんだ。まず1番に、問題を壁で囲えば解決したことになるような世界には住みたくない、と思ったことを覚えているよ。パレスチナにある何かを撮影したいと思った。撮りたいものは分からなかったけれど、パレスチナの人たちを犠牲者としてではなく、人間として撮りたい、というのは自分のなかで決まっていたんだ」と“発端”を語る。あくまでバンクシーではなく、パレスチナの人々を描くことを念頭においていたというから驚きだ。

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