2018/09/05 08:00

木村大作監督、“クロサワ級”評価に満足げ「壮絶な美を狙った」

会見した木村大作監督
会見した木村大作監督

 [映画.com ニュース] 第42回モントリオール世界映画祭で準グランプリに当たる審査員特別賞を受賞した「散り椿」の木村大作監督が9月4日、都内で会見した。

 木村監督は、1999年に高倉健さんが主演の「鉄道員(ぽっぽや)」で、初の海外映画祭となるモントリオールに参加。健さんが最優秀男優賞を受賞した際には、降旗康男監督とともに名代としてステージに立った。その思い出の地での戴冠となったが、受賞の知らせを受けての第一声は「グランプリ(最優秀作品賞)じゃねえのかよ」だった。

 いきなりの“大作節”さく裂だが、すぐに冷静さを取り戻したという。「思い直したら、銀メダルということだからね。日本の美しい時代劇という映画作りが認められたってことだから。スタッフ、キャスト全員がひとつの方向を向いていた。それに対する賞だと思うから感謝している。うれしいですよ」と相好を崩した。

 映画祭審査委員長のエリー・カスティエルが、「映画を見て、クロサワを思い出した。クロサワはショー的な映画だが、この作品は絵画の連続だった」という評価にも満足げな笑みを浮かべる。黒澤明監督の下でキャメラマンとしてのキャリアをスタートさせ「用心棒」「椿三十郎」などを手掛けているだけに、「超えることは無理だが、迫ろうとは思っている。黒澤さんの1カットで撮る殺陣にインスパイアされているが、そこに雨や風など自分の色を加味して壮絶な美を狙った。それはできている自負がある」と胸を張った。

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