2018/10/07 11:00

【パリ発コラム】今、世界の映画祭を揺るがす、Netflixと男女平等のトピックス

ジェニファー・ケント監督「The Nightingale」の一場面 The Nightingale by Jennifer Kent (C)Kasia Ladczuk
ジェニファー・ケント監督「The Nightingale」の一場面 The Nightingale by Jennifer Kent (C)Kasia Ladczuk

 [映画.com ニュース]今年のベネチア国際映画祭で、Netflixが制作したアルフォンソ・キュアロン監督の「Roma」が金獅子賞を受賞して以来、映画祭とNetflixに関する議論がますます白熱している。

 そもそもベネチアのコンペティションには、他にもNetflix制作によるコーエン兄弟の「The Ballad of Buster Scruggs」(脚本賞受賞)とポール・グリーングラスの「22 July」があったため、当初から話題を集めていた。カンヌが昨年、劇場公開されないNetflix作品のコンペ入りを排除して以来冷戦を続けているのを横目に、ベネチアはあくまで作品重視を掲げながら歓迎したため、一挙にベネチアに流れた感がある。それでなくとも最近、アカデミー賞のキックオフとしてベネチアに耳目が注がれるようになり、スターを集めるのが難しくなっていると言われるカンヌだけに、この事態を苦々しく思っているに違いない。ちなみにカンヌのパルムドール受賞監督で、ホアキン・フェニックスとジョン・C・ライリーを起用した新作「The Sisters Brothers」をベネチアに出品し銀獅子監督賞に輝いたジャック・オーディアールは、カンヌを蹴ってベネチアを選んだと認めている。さらに彼は、今後カンヌには行かないこと、どこのコンペにも出したくないと発言して物議を醸し出した。

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