2018/10/31 18:15

アゼルバイジャンの村でブラジャーの持ち主探し セリフのない映画は「普遍的なアート」

ファイト・ヘルマー監督(左から3番目)と俳優陣
ファイト・ヘルマー監督(左から3番目)と俳優陣

 [映画.com ニュース] 第31回東京国際映画祭のコンペティション部門に出品された「ブラ物語」が10月31日、東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで上映され、ファイト・ヘルマー監督、女優のパス・ベガ、フランキー・ウォラック、サヨラ・サファーロワ、ボリアナ・マノイロワ、イルメナ・チチコバ、俳優のドニ・ラバンが会見した。

 ドイツ・アゼルバイジャン合作の、ほほえましいエロティシズムが漂うおとぎ話。のどかな町中を走る列車の機関士が車体に引っかかったブラジャーを見つけ、まるでシンデレラの王子ように、その持ち主を探し始める。

 「ポンヌフの恋人」「ホーリー・モーターズ」などで知られるフランスの個性派ドニ・ラバンをはじめ、スペイン、ブラジル、ロシアなどさまざまな国の女優が出演。全編セリフなしで物語が展開する。

 ヘルマー監督は、「ヒッチコックは、『言葉で話した部分は忘れる』、トリュフォーは、『話している人を撮るのは、演劇を映画化しているだけ』だと言っています」と巨匠の言葉を引用し、「セリフがない映画を撮るのは最大のチャレンジで、言葉がなくても成立するストーリーが必要でした。観客にとって、新しい体験になると思います。音楽も入っているので、サイレント映画ではないし、新しい形の映画を提示し、映画を前進させていきたい。これこそが純粋な映画、どの国のどんな人にも字幕も必要なく見てもらえる、普遍的なアートだと思います」と今作への挑戦と意欲を力強く語った。

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