2018/11/01 14:00

「ハード・コア」山下敦弘監督、死去した原作者・狩撫麻礼氏に「聞きたいことたくさん」

 [映画.com ニュース] 第31回東京国際映画祭が開催中の東京・TOHOシネマズ六本木ヒルズで10月31日、山田孝之と佐藤健が兄弟役で共演した「ハード・コア」が特別招待作品として公式上映され、メガホンをとった山下敦弘監督が、上映後のティーチインに出席した。

 作・狩撫麻礼氏、画・いましろたかし氏による漫画「ハード・コア 平成地獄ブラザーズ」を映画化。不器用な性格で、世間になじめず生きる権藤右近(山田)と、世の中に希望を見いだせない商社マンの権藤左近(佐藤)の兄弟が、右近の発掘した謎めいたロボットの存在によって、思わぬ事態に巻き込まれる。主演に加えて、プロデュースを手がけた山田に対し、山下監督は「プロデューサーとして、大好きな原作を守る立場だった。キャスティングも気にしていたし、編集にも立ち会ってくれた」と感謝を示した。

 また、原作を担当し2018年1月に死去した狩撫氏については、「映画の完成直前に亡くなって、結局お会いできないままだった。試写にはお越しにならないだろうから、DVDにして送ろうと話していた矢先だった」と無念そうな表情。20代の頃に、原作を愛読し「思い入れが強すぎて、距離感をつかむのが難しかった」と振り返り、「今は、狩撫さんに聞きたいことがたくさんある」と故人をしのんだ。

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