2019/06/23 18:12

「男と女」クロード・ルルーシュ監督が語る、キャリア、音楽、映画製作と人生哲学

 [映画.com ニュース]開催中の「フランス映画祭2019 横浜」の一企画として、クロード・ルルーシュ監督によるマスタークラスが6月22日、早稲田大学で開催された。映画監督になる前のドキュメンタリーカメラマン時代や従軍経験、そして、出世作「男と女」から最新作についてまで自身のキャリアと人生観を語った。

 「男と女」「愛と哀しみのボレロ」など、初期作からその卓越した音楽の使い方が、後の映画人やアーティストに大きな影響を与えている。「音楽は私の映画と人生に重要な役割を果しています」といい、「音楽は知性とは異なる非合理的な部分に訴えるからです。私はすべての作品において、音楽を前もって録音し、音楽を主要俳優のように扱います。映画を撮ってから、音楽を入れることはしません。それは映画の欠点を隠すこと、穴を埋めることになるからです」とこだわりを語る。

 「音楽は人々の心の非合理的な部分に無意識に訴え、脚本は人々の知性、合理的な部分に訴えかけます。私は2種類の知性があると思います。合理的な知性は人は死ぬということを理解しており、非合理的な知性はわれわれにその逆のことを教えます。無意識を目覚めさせるのです。私の映画はなるべくこうして非合理的なもので観客の意識に訴えたいのです。合理的知性のほうはあまりにもビジネス的で、非合理的なものは冒険を好みます。私はそちらのほうが好きなのです。知性ではなく、観客の心に訴える時に、音楽は重要なツールになるのです」

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