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2019/11/02 14:28

フランス映画「戦場を探す旅」監督がメキシコの植民地戦争を描いた理由

 150年以上前のメキシコの戦争を舞台にしたことについて、レルミュジオー監督は「あえて自分の知らない時代、知らない場所を描きたいと思った」と前置きし、「メキシコは当時、フランスが植民地戦争に参戦していたという時代背景と、ルイ自身が自分の内面と闘っている人物なので、その2つの戦いがマッチするのが面白いと思った」と説明。写真家を選んだ理由は「自分は時代の先駆者に敬意を持っている。当時の戦場カメラマンは重い機材を運び、セッティングし、(撮影できるまで)待たなければならなかった。そういう人に敬意があって選んだ」と語り、「写真家はそこにあるものを撮って残す使命を担っている」とし、ベルギーの作家モーリス・メーテルリンクの文章に多くのインスピレーションを得たエピソードを紹介した。

 一方、ジディはルイという人物に関して「監督から、この人物は常に模索を続けている人と言われた。自分の亡くなった息子を捜し続けているし、死にも向き合っている。強い意思を持っているけれど、もろさも同時に持っていて、もろ刃の上に立っているような感じ。強い意思を持ち、写真というツールで理想に向かって突き進んでいこうという思いを持っている人」と説明。深い余韻を残す映画に質問は尽きなかった。

 第32回東京国際映画祭は、11月5日まで開催。



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