2018/02/05 09:26

無名時代の励みに 寺島進の心を打った北野武「28年前の言葉」

北野監督の気さくな振る舞いに「心を打たれた」と寺島さん/(C)日刊ゲンダイ
北野監督の気さくな振る舞いに「心を打たれた」と寺島さん/(C)日刊ゲンダイ
 2006年の日本アカデミー賞優秀助演男優賞をはじめ、数々の助演男優賞を獲得、名バイプレーヤーとして活躍中の寺島進さん(54)。無名時代を支えたのは、あの人の“一撃”だ。

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「兄ちゃん、今売れてなくてもずっと続けろよ」

 千葉・千倉町(現南房総市)の旅館でした。声をかけてくれたのは北野武監督(71)です。1991年10月公開の映画「あの夏、いちばん静かな海。」のロケが始まって数日後、「軽トラの男」という役を突然いただき、現場に入っていました。晩飯は大広間で監督以下、役者やスタッフらみんなで食べるのですが、助監督と隅っこで飲んでいたら「こっちに来なよ」って。しかも、目の前に座らせられて話してるうちに、こう言ってくれたんです。

「スポーツ選手とか俺らみたいに話す仕事ってのは反射神経とか運動神経が必要だから、現役生活って限られるけど、役者ってのは死ぬまで現役でいられるんだからさ。この先、20年後、30年後に売れて死ぬ間際に天下取ったら兄ちゃんの人生、勝ちだからよ」

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