2018/03/01 06:20

ギレルモ・デル・トロ監督、オタクの聖地「中野ブロードウェイ」を卒業

ギレルモ・デル・トロ監督、『シェイプ・オブ・ウォーター』インタビュー クランクイン!
ギレルモ・デル・トロ監督、『シェイプ・オブ・ウォーター』インタビュー クランクイン!
 テーブルに用意されたスナック菓子を、うれしそうにポリポリ食べながらインタビューに答えるギレルモ・デル・トロ監督。来日した際は、大好きな日本の特撮映画やロボットアニメの関連ショップが集まる“中野ブロードウェイ”で爆買いするのがルーティンだったが、今回は、「この映画を作ったおかげで、もうあそこで買い物をする必要がなくなったよ」とまさかの卒業宣言。この映画とは、第90回アカデミー賞に作品賞、監督賞ほか最多13部門にノミネートされた『シェイプ・オブ・ウォーター』だ。ファンにとってはなんとも寂しい発言だが、いったい彼の心の中で、何が起こったのか。 本作は、『パンズ・ラビリンス』『パシフィック・リム』などで知られるメキシコ出身のデル・トロ監督による異色のラブストーリー。米ソ冷戦時代のアメリカを舞台に、政府の極秘研究機関で働く声が出せない女性イライザ(サリー・ホーキンス)と、そこに運び込まれてきた不思議な生き物“彼(ダグ・ジョーンズ)”との心の交流をファンタジックに描く。先日行われた記者会見で「今の世の中、“よそ者は信用するな、警戒しろ”という風潮があり、愛がなかなか感じられない困難な時代」と語っていたデル・トロ監督。一見、平和そうに見えて、「実は性差別や人種差別が横行していた冷戦時代と変わらない」と嘆く彼にとって、「この作品を作りたい」と思った必然性は十分に理解できる。

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