2019/10/14 07:00

杉咲花「プライベートでは役を引きずらない」 演じるスタイルに変化

杉咲花 クランクイン!
杉咲花 クランクイン!
 映画、ドラマへの出演が途切れることなく、常に高いパフォーマンスを発揮している女優・杉咲花。最新作映画『楽園』では、吉田修一原作、瀬々敬久監督という字面通りの重厚な作品のなかで、大きな心の傷を抱える少女・湯川紡(つむぎ)を演じた。「思い出すだけで苦しくなる」という難役に挑んだ杉咲は、これまでの自身のスタイルを大きく変えるチャレンジを試みたという――。◇プライベートでは役を引きずらないように
 
 ドラマ『夜行観覧車』や映画『トイレのピエタ』『無限の住人』『湯を沸かすほどの熱い愛』『十二人の死にたい子どもたち』など、心に大きな枷(かせ)を抱えている女性を演じることが多かった杉咲。本作で演じた紡も、12年前に起こった少女失踪事件の被害者と事件直前まで一緒にいたにも関わらず、救うことができなかったことが大きな心に傷になってしまっているという設定だ。

 以前から、役に対してしっかり準備期間を設け、徹底的に向き合う姿勢を取ってきた杉咲だけに、内容的に重い作品の撮影期間中は「オンとオフの切り替えがなかなかうまくできない」と話していたことがあった。そんな向き合い方にも「役を引きずってしまい、苦しいことが多いのですが、それがあるからこそ役に近づける」とポジティブに考えていた。
  
 しかし「そのぶん、精神的な負担が大きく、これでいいのかな」という思いも心にはあったという。そこで本作では「撮影中は役に集中するけれども、現場から離れたプライベートでは役を引きずらないようにしよう」とスタンスを変えた。撮影がないときは、ロケ地である長野県から東京に戻り、友人と遊ぶなどして、オンとオフをしっかり切り分けた。

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