2017/09/03 20:00

中学生時代の鬱憤と衝動と友情とやりきれなさ 『月曜日の友達』水谷茜と月野透の、優しくてひりついた関係

初めて会った時、お互いの瞳の中に写り込んだ(1巻P12)
初めて会った時、お互いの瞳の中に写り込んだ(1巻P12)

 『空が灰色だから』や『ちーちゃんはちょっと足りない』など、かつて少年少女だった大人が封印していたものの蓋が開いてしまう阿部共実作品。読むと不安になるマンガの名手です。そんな作者の新作長編『月曜日の友達』から水谷茜と月野透をご紹介。1巻は、身構えなくても大丈夫。

●幼い女の子と、きれいな男の子

 幼稚でわんぱく、活動的な少女、水谷茜。おとなしくてきれい、目立たない少年、月野透。中学1年生になった2人の性格は真逆。

 ある日、集団にいびられていた月野を見た水谷は、居ても立ってもいられずキックで飛び込み「ひとり相手に集団で卑怯なことしてるんじゃない」とたんかを切る。その時に蹴り上げた紙パックのジュースは、ごみ箱にホールインワン。

 その晩、月野は水谷に言う。ごみ箱にパックが入ったのは、俺の超能力だ。「俺だけじゃ無理なんだ。俺の力を引き出すヒントは水谷、君にあるらしいんだ」トンチンカンな話で言いくるめられながらも、水谷は月曜日の夜学校で会うことを約束してしまう。月野の瞳がやけに激しく光っていたからだ。

今日の運勢

おひつじ座

全体運

社交運のいい日。どんなお誘いにも積極的にのってみよう。友達...もっと見る >