2017/11/07 17:00

58歳の誕生日に届いた、差出人不明の豪華な花束

 
今月、ついに58歳の誕生日を迎えることができました。早いものですね。今までは年を重ねることがなんとなく恥ずかしくて、誰にも言わずにひっそりと誕生日を過ごしていたのですが、今年は短い動画を撮影し58歳になったことをツイッターやインスタグラムで自ら伝えることにしたのです。すると本当にびっくりするほど多くの方々から「おめでとう」メッセージが届けられました。友達が少ないからか、この反響にひっくり返り、逆におろおろとしてしまったほどです。嬉しいけど、恥ずかしいという感じ。
 
しかし、いちばん驚いたのはその日の朝、いきなり花が届けられたことです。それも豪華な豪華なバラのパニエ(籠に入ったフラワーアレンジメント)でした。カードが挿してあったので開いたら『ひとなりさん、お誕生日おめでとう』と英語で書かれてありました。ところが差出人の名前が見当たりません。生花店に電話をかけて訊いたのですが、ネットでの注文なのでわからない、というつれない返事。サプライズじゃなく、本当にわからない、というのです。あまりに豪華な花なので、お礼を言いたいのですけど、できません。
 
実は離婚の後、メディアに追いかけられまして、息子への影響を考え引っ越し先を内緒にしておりました。なので、今住んでいる場所を知っている人の数はかなり限られています。しかも、ひとなりさん、と日本語のSAN付けをするこちらの友人は数人。一人一人電話をかけたのですが、みなさん違う、という返事でした。う~む。息子の学校関係のお母さんたちかもしれない、と思いましたが、なんで私めの誕生日を知っているのか、そもそも、知っていてもこんなに豪華な花を送ってくる理由がありません。結局、現在も送り主は見つかっていないのです。しかし、日本人ではないに違いない。そして、きっとびっくりするくらい美しいマダムに違いない、と思いこむことにしてみたのです。なんとなく、ロマンティックじゃないですか?
 
このような出来事があると、まだ俺も捨てたもんじゃないじゃん、枯れてないじゃん、とか思えてくるから不思議ですね。58歳の誕生日の思い出はこの差出人不明の花束が記憶させてくれることでしょう。いつまでも家事や育児ばかりしてないで、たまには恋でもしてみたら? と周辺の男仲間たちによるいたずらだったりして!(笑)それはそれで面白い結末じゃないでしょうか?
 
さて、秋深くなってきました。今日は身も心も温まるフランスを代表するオニオングラタンスープのご紹介です。一緒に温まりましょう。
 
材料2人分:玉ねぎ2個、バター15g、小麦粉大さじ1、白ワイン200㏄、水500㏄、固形のビーフブイヨン1個、バゲット適量、とろけるチーズ適量、塩・こしょう少々。
 
まず、玉ねぎをスライサーか包丁で薄くスライスします。ココットを中火にかけ、バターを溶かし、玉ねぎを炒めます。焦がさないよう、火加減を見ながらきつね色になるまでじっくり炒めるのがコツです。きつね色になってきたら少しずつ白ワインを加えていきます。アルコール分を飛ばしながら玉ねぎを焦がさないように白ワインを足していき、小麦粉を加え、よくなじませます。小麦粉が玉ねぎによくなじんできたら、水とブイヨンを加え、30分程煮込みます。塩・こしょうで味を調え、スープの完成です。スープを耐熱ボウルに注ぎ、薄くスライスしたバゲットをのせ、チーズをたっぷりのせます。200度に予熱したオーブンで表面に焼き色がつくまで焼いて完成。
 
家族全員が体の中心から温かくなりますよ。寒くなってきたら、ぜひ、オニオングラタンスープをお試しください!
 
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