2017/11/28 17:00

オムライスの中に卵!?奇抜レシピの開発方法

 
さて、今日ご紹介する料理はふわふわホワイトオムライスです。先月発売されたばかりの拙著『エッグマン』(朝日新聞出版)でもトップを飾り、NHKの『シブ5時』や雑誌などでも紹介された、辻家の簡単ごちそうです。こういう奇抜で見たことがない料理をどうやって生み出すのか、とよく質問されます。まず第一に、料理が大好きであることが基本中の基本ですね。つねにおいしいものを食べたい、作りたい、提供したい、という熱い気持ちが第二になります。そのなかでももっとも大切なのは、実際に世界中を旅しておいしいものを食べ歩くという経験でしょうか?
 
たとえばこのホワイトオムライスを覆う白い卵白の皮は、モン・サン・ミッシェルを旅行していた時に食べたふわふわオムレツがヒントになりました。ふわふわにする方法をシェフに訊ね、それをもとに自分なりにアレンジしたわけです。卵白だけでやったらどうなるかな、と思いつき、そこから実験が始まります。卵白だけでふわふわの卵の皮を作るまでの工程には苦労しましたが、試食した時の感動は忘れられません。うまい!
 
今回は『エッグマン』の冒頭に登場する、いわば顔となるような卵料理を作らないとならなかったので、だれもが間違いなくおいしいとうなるもので、なおかつ簡単に作ることができるもの、を目指しました。そこで、オムライスの皮は卵白で作り、残った卵黄を卵かけご飯にしてオムライスの中に忍ばせてみたのです。これだけでもとってもおいしいのですが、得意な半熟煮卵を中に入れる遊び心も忘れません。卵の中の卵って、絶対、子供に受けますよね? 白いオムライスの中の、卵かけご飯にくるまれた、半熟煮卵なのですから!(笑)卵かけご飯はたまに食べたくなりますが、これをオムライスにするという発想こそ、レシピを開発する時の重要なポイントとなります。家庭料理を斬新にイメージチェンジさせることで、飽きやすい日々の献立にバリエーションを持たせてみませんか。
 
材料3人分:半熟卵用の卵3個、半熟卵の漬け汁(醤油2:みりん1:酒1の割合で合わせたもの)適量、オムライス用の卵4個、ご飯400g、マヨネーズ小さじ2、麺つゆ小さじ2、かつお節少々、みじん切りした万能ねぎ大さじ1、サラダ油適量、塩適量、仕上げ用の麺つゆ小さじ1、イクラ適量。
 
まず、前日に半熟煮卵を仕込んでおきます。沸騰したお湯に塩(分量外)を入れ、卵3個をお玉でゆっくりと投入。ジャスト6分で取り出して殻をむきます。半熟煮卵の漬け汁に浸した状態で、24時間冷蔵庫で保管すれば半熟卵の完成です。
 
次に卵4個を卵黄と卵白に分けます。ご飯に卵黄、マヨネーズ、麺つゆ、かつお節、万能ねぎを入れてよく混ぜておきます。卵白はボウルに入れ、塩をひとつまみを加えて泡立て器でじっくり混ぜます。サラダ油をひいたフライパンを火にかけ、十分に熱したら、中火以下にして卵白を一気に注ぎ込み、手早くパンを回して満遍なく広げます。表面がふわふわ、底が焼けている状態です。火が強すぎると、黄色くなってしまうので注意。フライ返しを卵白の下に差し込み、小さめのボウルにそのままスライドさせます。中央を少しへこませ、卵白がボウルの内側に収まるようにしたら、そこに卵黄を混ぜたご飯の半量を入れ、さらに半熟煮卵を3つ置き、その上に残りのご飯を詰める。しゃもじなどで卵白のヘリを内側に折って、皿をかぶせ、ひっくりかえしボウルを外すとオムライスの形に。オムライスの表面に麺つゆを塗り、お好みでイクラなどを添えて出来上がり。
 
細かい工程はWEB女性自身でご確認ください。ぜひ、お試しあれ。
 
ボナペティ!
 
 
本誌連載の料理をえりすぐったレシピ本『パリのムスコめし 世界一小さな家族のための』も絶賛発売中です!

今日の運勢

おひつじ座

全体運

面倒見がよくなっている今日のあなた。下の人に声をかけたり助...もっと見る >