2018/03/07 20:00

ロバート秋山 クリエイターズ・ファイルを生んだ幼少期の原点

 
ロバートの秋山竜次(39)手掛ける「クリエイターズ・ファイル」シリーズが反響を呼んでいる。昨年行われた同シリーズの展覧会は全国4都市で行われ、入場者数は計22万人超。それが評価され、「GQ MEN OF THE YEAR 2017」のベスト・コメディアン賞を受賞している。
 
同シリーズでは様々な職種で活躍する人物に扮し、架空のインタビューを受ける秋山。 千の顔を持つ男 とも呼ばれているが、そのルーツは子供時代にあると明かしている。
 
「僕のネタ、素材は全部、小学生から高校までの 遊び なんです。遊びを考えるのに夢中で、全身全霊をかけてた。完全に人生のベースになっている」
 
子供のころから「架空のもの」が好きだった秋山は、よく架空のCMソングを歌っていたという。さらに船に向かって手旗信号を「適当に送った」ところ、たまに信号が通じてしまったことも。同シリーズでみせる 創造性 は、当時からあったもののようだ。
 
いっぽうで、「状況を一歩引いて見る感じは凄くありました」とも回想している。
 
「あいつんちのおばさんのあの言い方が  とか、何も悪くないのにひっかかる。見なくていいとこまで見る子供でした」
 
同シリーズにはそういった 客観性 も活かされている。秋山はひとの言動を客観視することで データ を貯め続けているという。
 
「これまでに見てきたいろんな人たちを足して、ものすごい足して、凝縮して1人にしているんです。だから、データみたいなものですかね。ぶわーっと自分の中でまとめる感じです」
 
秋山には「この人はこういうことを言うだろう」「この職業の人はこういうジャンルの行動をしそうだ」というデータベースがあるという。そのお陰で役作りの際も「このひとはこうだ」と決めてかかるのだ。秋山は自身のことを「決めつけちゃう病」と呼んでいるが、その「決めつけ」こそクリエイターズ・ファイルのミソだという。
 
「それ(決めつけ)が読者の持つイメージと一致すると、面白く感じるのかもしれないですね」
 
愛娘にも 架空の童謡 を聴かせて育てているという秋山。膨大なデータから、また新たな笑いが生まれるかもしれない。

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