2017/08/29 08:45

子供たちはなぜナチスから逃れられたのか/映画『少女ファニーと運命の旅』

『少女ファニーと運命の旅』より
『少女ファニーと運命の旅』より
 こんにちは、映画ライターの此花さくやです。平和を脅かす不穏なニュースが報じられる昨今、私たちの頭をよぎるのは過去の戦争が残した傷跡。生存している戦争体験者が少なくなっている現代ですが、映画や本から当時の片鱗を知ることができます。

 ただ今公開中の映画『少女ファニーと運命の旅』は、第二次世界大戦中の実話に基づいたストーリーだということをご存知でしょうか? 今回は、その感動の実話について紹介したいと思います。

◆映画『少女ファニーと運命の旅』の見所

 1943年、ナチスドイツ支配下のフランス。ナチスドイツによるユダヤ人迫害がますます悪化していたフランスでは、自分たちの子供を支援組織に託すユダヤ系の親が少なからずいました。ファニー(レオニー・スーショー)と二人の妹もそんな子供たち。運よくイタリア領ムジェーヴの児童施設に送られますが、そこにもドイツ軍の影が忍び寄ります。

 施設責任者のマダム・フォーマン(セシル・ドゥ・フランス)は9人の子供たちに偽造身分証を持たせてスイスへの逃亡を図りますが、紆余曲折あり、なんと子供たちだけが取り残されます。そして、13歳のファニーは自分たちの力でスイスに行くことを心に誓いますが……。

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