2018/01/27 15:00

藤村俊二さんの長男が一周忌を前に悟った「なぜ父の周りには人が自然と集まるのか」

藤村俊二さん
藤村俊二さん

《子供の頃、「死んだら骨をエジプトの砂漠に撒いてくれ」とお酒を飲んだときに冗談半分に言っていたことはあったが、実際に歳を取ってからそれが本心だったのか確かめることができなかった。でももういい。ぼくに任せてくれれば最後までしっかりやる》(勉誠出版刊『オヒョイ 父、藤村俊二』より)

 鎌倉市内の丘の上にある緑に囲まれた小さな霊園に、ひっそりと建つ小さな記念碑がある。碑石に刻まれた肖像には、人懐っこい柔らかな笑顔を浮かべる故人がいた。ここに眠るのは昨年1月25日に他界した、“オヒョイさん”こと藤村俊二さん。

「“普通のお墓は似合わないな、親父らしい場所がいいな”と思って探していたんです。ちょうど鎌倉出身ですし、お墓でなくとも樹木葬ですとか、いろいろな形のお墓がある霊園でして、“記念碑でもいい”と言っていただけたのです。

 また親父は6人兄弟なのですが、偶然にも末っ子の叔父にあたる方がそこに自分のお墓を買っていたんですね。これ以上のいい場所はないなと。お墓ではなく記念碑にした理由ですか? それは申し訳ないですが、私たちの中だけにとどめさせてください」

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