2017/08/23 12:45

ブーム到来の「ゾンビ」 概念を定義付けた革命的作品

太田出版ケトルニュース
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死者が蘇り、生きた人間たちを襲い、食い尽くしていく──そんな過酷な世界を描くゾンビ作品が今、日本中で大人気となっています。背景にあるのは、テロの恐怖、政治の混乱、格差社会、テクノロジーの暴走など、未来に対する漠然とした不安ですが、そんな「のっぴきならない時代」の到来を先取りして描いた作品が1968年に公開されました。人肉を食い、感染した人もゾンビになり、弱点は頭部。こうした現代でも踏襲されるゾンビの基本的ルールを作り上げたのが、『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド』(以下、『NOTLD』)です。

ゾンビはもともとハイチの伝承に登場する「生ける屍」のことでした。ヴードゥー教の呪術師に操られる「魂のない死体」であり、人を襲う存在というより、意志を持たない労働力だったといわれています。『NOTLD』公開時には、こうした誰かに操られる存在としての「ヴードゥー・ゾンビ」のイメージが一般的だったため、監督のジョージ・A・ロメロも当初はゾンビとはいわず、グール(食人鬼)と呼んでいました。

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