2017/08/24 13:57

ゾンビはもともと奴隷だった? ゾンビを世に知らしめた一冊の書

太田出版ケトルニュース
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ここ数年、ゾンビ関連の映画やドラマが人気を博し、ハロウィンの仮装でもゾンビが大人気。ゾンビブームが訪れています。そんなゾンビを初めて取り上げた映画が、1932年の『恐怖城 ホワイト・ゾンビ』。同作は史上初のゾンビ映画として有名ですが、現代の観客が同作を観たら、「これがゾンビ?」と疑問を感じるかもしれません。

ゾンビの起源はハイチの伝承にあります。ハイチでは「ボコール」というヴードゥー教の邪悪な呪術師が住民の魂を吸い取って殺し、死後に蘇らせたものをゾンビと呼んでいました。ゾンビは呪術師の命じるままに動き、食事も休息も必要としません。呪術師は工場や農場などで、ゾンビを意志のない「奴隷」として働かせていたと伝えられています。

ゾンビがアメリカで知られるようになったのは、1920年代末のこと。冒険家ウィリアム・シーブルックが著書『マジック・アイランド』で、この不思議な伝承を紹介したことがきっかけでした。当時のハイチはアメリカの占領下にあり、国民の多くがそれまで聞いたこともなかった南の小国に関心を持ち始めていました。そこにシーブルックが「ゾンビ」という衝撃的なニュースを紹介したわけです。同書はベストセラーになると同時に、アメリカ人のゾンビに対する関心を大いに高めることにつながりました。

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