2017/08/27 10:12

“ゾンビ映画の神”はなぜショッピング・モールを舞台に選んだ?

ロメロはなぜショッピングモールを舞台に選んだ?
ロメロはなぜショッピングモールを舞台に選んだ?

ゾンビ映画の巨匠・ジョージ・A・ロメロ監督が7月16日に亡くなりました。ゾンビ映画が現代社会を映す鑑となった『ナイト・オブ・ザ・リビング・デッド(『NOTLD』)』によってゾンビの神様となったロメロでしたが、本人はホラー専門監督と見られるのをよしとせず、しばらくゾンビ映画を作るのを避けていました。その気持ちが変わったのは1974年。アメリカ全土に巨大ショッピング・モールが広まったことがきっかけでした。

人間にとって必要なものがすべて収められたショッピング・モールに生存者が逃げ込めば、緊急事態でも生き残り、ゾンビと戦う姿を描くことができる。しかもゾンビたちがショッピング・モールを襲う姿は、危機でも豊かな生活にしがみつく、消費社会に翻弄されるアメリカ人の風刺となるのではないか─。

そう考えたロメロは『NOTLD』の続編を構想します。それが『ゾンビ』(1978年)です。前作の社会批評としての要素は、あくまで無意識に盛り込まれたもの。しかし『ゾンビ』では、ロメロは意図的にゾンビ映画を社会の鑑として作ることを決意したのです。

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