楽天WOMAN リニューアルのお知らせ ▶ 詳細はこちら
2019/10/14 08:47

挑戦を続ける斎藤工 「ホームを持つことで僕は腐敗に向かってしまう」

園子温監督や三池崇史監督の作品とともに海外の映画祭に足を運んだ際、作品を見て熱狂する観客を見て、心を揺さぶられたという斎藤。そこには日本に対するある種の失望もあるようだ。

「日本の基準を信用していない、というのも強くあります。メインストリームにずっといなかった人間だからそう思えなかった、というのもあるんでしょうけど。ランキングを主体とする残酷性を孕んだ消費サイクルの早さみたいなこともあるし。“多数派”みたいなものに疑念を抱き続けてきたような部分があります」

シュタイナースクールで、少し変わった角度の教育を受けたことも影響していると語る斎藤。マイノリティのエッジを失わないことが、彼の1つの目標だそうだ。

「いつも、知らない目線でいたいです。アウェーでいる感覚をベースにする、ということ。ホームにすることで生まれるものもあるのかもしれないんですが僕はそれだと甘えるだけで。人間に発酵と腐敗があるとしたら、ホームを持つことで僕は腐敗に向かってしまう。発酵していくにはホームを手放し続け、アウェーの環境にいつづけないといけないなと思うので。誰かの才能とコラボレーションさせてもらいながら、どんどんアウェーに身を投じ、恥をかき続けるだろうけども肩書きを増やすことが、今、僕にとっては成功だと思っているんでしょうね。それは散漫ともとらえられるでしょう

けれど、役者として“代わりがきく”ことの恐ろしさとの自分なりの闘い方なんだと思います」

人は安住を求めるものだが、斎藤にはそういった場所は不要なよう。これまでも数々の驚きを与えてきてくれた彼は、これからも我々を驚かせてくれそうだ。

◆『クイック・ジャパン』vol.145(2019年8月24日発売/太田出版)

【関連リンク】
クイック・ジャパンvol.145

【関連記事】
陸上一筋だった要潤 「陸上と俳優業の共通点は?」の質問に明快回答
坂口健太郎 悩みの時期を越えて現れ始めた「俳優としての欲」
若手注目俳優・太賀 「役者」という職業への思いは?
俳優・吉村界人「一番になりたい。スターになりたいです」

2020年運勢特集|楽天占い

今日の運勢

おひつじ座

全体運

交流会など、日頃出会えない人が集まる場に参加しよう。世界が...もっと見る >