2017/05/28 15:00

「BIGBANGの妹分」で売り出したガールズグループが、苦境を強いられている

 日本の音楽業界はやっぱりK-POP頼み。今年はふたつのガールズグループが必要以上に猛プッシュされて、大ヒットが確約されているとのことですが……。

 ひとつは本コラムで何度も話題になっているTWICE。「国と国との板挟みになっている台湾人アイドルは、日本でブレイクするか?」でもお話したように、TWICEはここ日本でも嫌中派の圧倒的な支持を得て大ブレイク間違いなし。“中高生のあいだで大人気”というのは煽りためのプロモーション用文句で、そんな実態はどこにもありません。やはり、鍵を握るのは嫌中派なのです。

 さて、もうひとつが今回の主人公にして、BIGBANGの妹分、BLACK PINK。ブラックなの? ピンクなの? という素朴な疑問はさておき、ピンクのようでピンクでない、ブラックのようでブラックでない、ってのが由来のようです。

 彼女たちのコンセプトは“ガールクラッシュ”。いま一度復習すると、英語ネイティブの人には通じにくいこの言葉。“女の子が憧れる、格好いい女の子”と注釈をつけて初めて理解してもらえるK-POP用語です。プロレスファンに話をすれば、「今頃、クラッシュ・ギャルズの話題?」と笑われるかもしれませんね。それほど間の抜けた言葉なんです。

 韓国では人気のコンセプトですが、日本ではまったく通用しないとうのは、ガールクラッシュ系のグループ、2NE1と4MINUTEが日本で惨敗したことからも明らか。「K-POPで一世を風靡した“強い女”路線が日本では全然ウケなかったのはなぜ?」でその現象を紹介しましたね。元2NE1のメンバー、ミンジが先日、来日してファンミーティングを行いましたが、やっぱり過去の敗北を引きずってたんだとか。

ガールクラッシュ路線を大迷走中

「ファンの私ですらガッカリするくら、集客できないんです。ひとりになると、“元2NE1”なんて何の売り文句にもならないみたい。ガールクラッシュ売りも無理ってわかってるからか、“かわいい”アピールに懸命な彼女が健気で、切なくなりました。でも、約1万円のお値段で正味1時間のイベントはコスパ悪すぎ。みんな納得がいかないのか、終わったあと、ファンは客席にいたミンジのお母さんに殺到していました(笑)。私はミンジを見に来たんであって、お母さんを見に来たわけじゃないので、遠巻きに見てましたが」(ミンジ・ファン)

 日本で大コケした過去があるからでしょう。“元2NE1”のキャッチフレーズは足枷にしかなりません。ピンになって路線チェンジしても彼女は苦戦を強いられ、これもガールクラッシュがいかに日本でスルーされていたかの証です。

 そもそもガールクラッシュは韓国でも時代遅れの感があるようで……。

「4MINUTEの妹分にCLCという人たちがいます。LCC(ローコストキャリア)風の安っぽい名前のせいか、韓国での人気はさっぱりで、日本でもタワーレコードを拠点とする地下アイドルになっています」(韓流編集者)

 そんな劣勢を挽回すべく、彼女らは、今年『鬼』という曲を発表。

「それまで爽やか路線だった彼女たちが奇抜なメイクとファッションでガールクラッシュに舵を切ったんです。PVは2NE1の『I AM THE BEST』ノリで、バイオレンスムード! 有刺鉄線ぐるぐる巻きバットや釘打ちバットを振り回し、チンピラを気取っています。でも、暴れれば暴れるだけダサダサで、悪アガキにしか見えない……。残念ながら、浮上することはありませんでした。ガールクラッシュの時代は終わったのかもしれません」(同編集者)

 ガールクラッシュ・ムーブメントが「終わった」と言われるなか、孤軍奮闘し、最後のアダ花的に頑張っているのがBLACK PINKというわけ。そんな彼女たちが強くて格好いい女性アイドルを求めていないJ-POPシーンに殴り込みをかけるのはチョット無理がありそう。“BIGBANGの妹”をウリに、BIGBANGファンにアピールするのも、どこまで通用するのやら。

 公式ページには「2NE1の色を濃く受け継ぐ」と紹介されていますが、失敗したグループを引き合いに出すのもヤバクないですか? 始まる前から、みずからオワコン宣言してるみたいですよね。クールすぎるBLACK PINKが2NE1の二の舞となるは間違いなさそうです!

佐々木薫:LCCでいろんな海外に旅に出たいアラフォーK-POPファン。

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