2017/07/07 16:00

KinKi Kids主演『ぼくらの勇気 未満都市』現場のピリピリムードを一蹴した“敏腕広報”の存在

 皆さん、ごきげんよう。アツこと、秘密のアツコちゃんです!

 まさかまさかの復活を遂げたKinKi Kids主演の特別ドラマ企画『ぼくらの勇気 未満都市 2017』(日本テレビ系)が、彼らのCDデビュー記念日7月21日(金)の夜9時から放送されるわね~。20年ぶりの再会に誰もが驚いたけど、特にKinKiファンの皆さんは「見たかった!」と狂喜乱舞。20年前は生まれてなかったという人もいると思うけど、堂本光一くんと堂本剛くんが2人でドラマに出ていたんだから。えっ、信じられない?

 ちょっと説明すると1997年10月から12月まで土曜9時枠で放送されていたもので、演出は今をトキメク堤幸彦監督、まだジャニーズJr.だった相葉雅紀くんや松本潤くんや、今は芸能界を引退してしまったクールビューティー女優の宝生舞ちゃん、当時はジャニーズJr.で、今はエリートサラリーマンとして働いている小原裕貴くん、放送後、いろいろあってジャニーズ事務所を退所することになってしまった穴沢真啓くんや大坂俊介くん、新人時代の矢田亜希子さん、徳山秀典くんなどが出演していたの。

 ストーリーは千葉県の臨海幕原地区で大地震が起こり、友達のキイチ(小原)を探しに臨海幕原に向かったヤマト(光一)がタケル(剛)と出会うの。ところがそこは謎の微生物“T幕原型”に汚染されてしまっていて大人は絶滅。未成年だけの街となって外の世界からも隔離されてしまい……。暴力に支配された子供だらけの街でヤマトとタケルが中心となり、街を再建していくというもの。みんなで力を合わせて秩序を取り戻していくんだけど、最終回で「20年後に、俺たちまたこの場所で会おう!」なんて大切なセリフがあったなんて、ぜ~んぜん覚えてなかったわぁ。確認のために台本を探したんだけど、何しろ20年前だから見つからず……。すっかり忘れていた自分が情けないけど、KinKi Kidsのデビュー20周年を記念する作品として復活するなんて、嬉しすぎるわよね。

 当時の光一くんと剛くんは18歳。ドラマ以外にもとんでもなく忙しい時期で、現場はかなりピリピリしていたのよ。特にドラマの設定上、ロケ地が遠くて横浜や千葉の姉ヶ崎や袖ヶ浦、木更津などなど、毎日が大移動。さらに今回、光一くんが「そうだ、夜から朝まで続くこの感じ。これが堤監督の現場だって思い出した」って言っていたけど、本当に朝から夜まで、夜から朝までと、終わりが見えない感じの撮影でね。とてつもなくハードで、寝る時間さえなかった2人に、事務所さんから初めて「取材はほどほどに」という指令が出たのよね。

 それまで光一くんは同局『銀狼怪奇ファイル』、剛くんは同局『金田一少年の事件簿』などに主演していて、みんなガツガツ取材をしていたんだけど、さすがに「24時間密着みたいな感じの取材はご遠慮ください」「現場でむやみに光一や剛に話しかけない」というような珍しいお達しがきて。確保されていた短い取材時間も、最初はみんなすご~く気を使って遠巻きで取材をしていたの。それでも表紙やグラビアを撮らなくちゃいけないし、連載を持つ雑誌も多かったから、“2人のオフ”を撮らなきゃいけないカメラマンは限られた時間内でどれだけ撮れるか頭を抱えていたわね。ロケバスの後ろを取材陣の車が何台も繋がって移動して、あっちへこっちへ、まるで毎日が遠足気分(!?)。そんな楽しいモノじゃないけど、とにかく遠出ロケだったから大変だったのよね。

 ところが、そんな「ほどほどに」という指令には一切、屈服しない女性がいたんです! その人は日本テレビの名物広報ウーマンのK・Yさん(当時は“KY”なんて言葉はなかったけど、今考えるといい意味で彼女は空気なんて読んじゃいなかったから、ピッタリだわ)。女性に年齢の話はアレだけど、たぶん当時は40代後半か、50代だったんじゃないかしら? かなり年上なんだけど、光一くんも剛くんも親しげに名前で「Y子ちゃん」と呼んでいて(松岡昌宏くんたちはいまだにそう呼んでます)、それまでも「Y子ちゃん攻撃」なる怒涛の取材攻撃を受けてきたから慣れてはいたんだけど、ハードすぎるスケジュールで2人はヘトヘトになっていたのよね。

 なんせY子ちゃんは1日の取材に何十社も詰め込めるだけ入れて、日々、朝から晩までベッタリの密着取材を決行。どんな会見にも300社以上の取材陣をかき集める敏腕すぎる広報ウーマンで、すごく熱心で疲れ知らずのパワフルさを持つ“怪物女史”だったのよ~。「マスコミ業界でY子ちゃんを知らない人はもぐり!」と言われたぐらい。恐れるモノは何もなく、ドラマだろうとバラエティーだろうと、自分が担当する番組の宣伝には力、入りまくり。どんなところでもついて行ってはガツガツ取材。噂によると「マイケル・ジャクソンから接近禁止令が出た初めての日本人」という逸話を持つらしく、話題に事欠かない怪物レディーなの。何でも「昔々、日本テレビがマイケルを呼んでコンサートをしたらしいんだけど、広報としてついたY子ちゃんは天下のマイケルにも日本のタレントさんに接するようにガシガシついて回って、やたら話しかけて、しかも日本語で。結果、マイケルに怖がられちゃった」らしいわよ。

 そんなY子ちゃんが特に可愛がっていたのがKinKiで、ドラマだけじゃなくて2人のバラエティー番組『それ行けKinKi大冒険』や『それ行けKinKi大放送』などなど、すべてを担当していたから、大げさに言えば「Y子ちゃんの365日はKinKi付け」っていう感じかしら。そんなY子ちゃんには「取材はほどほどに」なんていう指令は通用せず、案の定、早朝から夜中まで「ほら、取材に来なさいよ」のひと声で私たちも集められ、さすがの光一くんも剛くんも諦めて、どんな取材も受ける……なんて演者も取材陣も正直しんどい現場だったのよ~。

 今回、相葉くんや潤くんが「デビュー20周年という記念作にぼくらも出演できて光栄です。初めてのドラマ出演作だったので感慨深いです」と言ってたけど、20年後にこんな国民的アイドルになってるとは、ごめんなさい。あの時はまったく予想もしてなかったわ。あどけない顔をして可愛かったけど、まぁまぁチョイ役だったし、潤くんが劇中で連れていた犬が可愛くて、そっちのほうに気が持ってかれてたしね。嵐の2人がKinKi兄さんのために出演することにも驚いたけど、何がすごいって今は大手広告代理店に勤務する小原裕貴くんの出演よ。芸能界を引退したのに、KinKi兄さんの記念作品だからと快諾したそうなの。

 「初めて聞いた時はビックリした」という裕貴くんを口説いたのは、当時から仲の良かったHプロデューサー。剛くんも「小原くんが一番、驚いたんじゃないですか?」と言ってたけど、こんな形で裕貴くんがテレビに復帰してくれるなんて。さすがKinKi兄さんよね。光一くんも剛くんも裕貴くんをすごく可愛がっていて、当時の会見では「タイトルが『ぼくらの裕貴』ということで、とりあえず僕のことなんで……」と話して、光一くんも剛くんも大爆笑。「たしかにぼくらの“裕貴”だもんな。でも本当はどっち? 光一の裕貴? 剛の裕貴?」なんて取り合って、会見場を大いに賑わせたのよ。

 サラサラヘアで甘いマスクの裕貴くんは、性格も良かったから先輩たちにも可愛がられてたし、人気もあったから、アイドルとしての将来を保証されていたんだけど、ある時、芸能界を引退して大手広告代理店へと大転職。ジャニーズJr.として先輩のコンサートに出演し、“引退セレモニー”もなくそっと辞めていったんだけど、彼にとってのラストコンサートで親友の櫻井翔くんが花束をもって現れてこっそり渡した時は、見ていた私たちまで涙……。

 本当の引退理由はわからないんだけど、実はあの頃、裕貴くんは妹さんが壮絶なイジメにあっていて「僕がこんな仕事をしているから。妹をつらい目に遭わせてる」と悩んでいて、そのうえ妹さんが拒食症になってしまったようで、とてもとても心を痛めていたのよね。その後、サラリーマンになった裕貴くんとはお勤め先の近くで遭遇したりしてたけど、ビックリするほど変わってなくて、「こんなカッコイイ会社員がいていいの?」っていつも思ってたぐらい。だからビジュアル的には心配ないと思うし、よくぞ決断してくれました! って感じ。もう楽しみでしょうがないわ。

 主役の光一くん、剛くんもドラマは久々だけど、舞台や映画での演技でも実績は十二分だし、何より2人の共演ドラマってレアすぎて泣けてくるわよね。よく「不仲説」が囁かれる2人だけど、現場でも普通に仲よさげに話してるし、今回も堤マジックにかかりながら、20年分の成長をたっぷり見せてくれるはずよ。きっとY子ちゃんが生きていらしたら「ホラ、さっさと取材に行くわよ」という号令の元、光一くんや剛くんに渋い顔をされながらも日参してたんだろうなぁ。その顔が見たかったわ。

 どんなに揺れる飛行機の中でも「私が乗っているから落ちない。大丈夫!」と励ましてくれたY子ちゃん。大揺れの船に乗っても「こんなの平気平気」と笑い飛ばし、新幹線のグリーン車に乗っているのに、車内を忙しく走り回って、大阪や京都までほとんど席に座ることのなかったY子ちゃんは「陸海空を止めた女」としてロケの先々で何かしらの伝説をいつも残してきていたわ。「殺しても死なない女傑」と言われてきたパワフルY子ちゃんなんだけど、残念ながら随分前に急逝されて……。まぁ今でも私たちは誰も信じていないんだけどね。どうやら、Y子ちゃんのお誕生日は4月10日で、これは剛くんのお誕生日と一緒。そして、亡くなられたのは1月1日だったようで、こちらは光一くんのお誕生日。まさに「KinKi Kidsとともに生きたY子ちゃん伝説」とも言えるようなお話でしょ。復活を一番、楽しみにしているのは天国にいるY子ちゃんなのかもしれないわね。よく「私はね、やっぱり愛されるより愛したいわね~。光ちゃんも剛くんも大好きよ! あなたはどっち?」って聞いてきたY子ちゃん。公にコメントは出せなくてもKinKiをはじめ、多くのジャニーズのみんながあなたを愛してますよ、今でもずっと……。だって折に触れ、必ず話が出るんだもの。Y子ちゃん伝説は最強よ!

 7月21日には、ドラマだけじゃなくて『LOVE LOVEあいしてる 16年ぶりの復活SP』(フジテレビ系)も放送。吉田拓郎さんやお馴染みの共演者とともに懐かしくも大人になった姿を見せてくれるわ。その前後には、今晩放送の『タモリ倶楽部』(テレビ朝日系)に2人で出演、『しゃべくり007』(日本テレビ系)に剛くんが出たり、『行列のできる法律相談所』(日本テレビ系)、『VS嵐』(フジテレビ系)に光一くんが出たりと、普段はなかなか出演しないような各局のバラエティー番組にも登場するしね。あ~、CDデビューが決まった時、光一くんが「時間がかかりすぎたし、ドラマとかで忙しくて、もうデビューしなくてもいいと思ってた」なんて、ちょっとふてくされて話していた可愛い姿が昨日のように思い出されるけど、あれから20年も経ったなんて早すぎるわ~。

 もちろん本業である歌のほうでも、ライブ「20周年記念 KinKi Kids Party!」もあるし、国内外でディレイビューイングも実施、MTVのライブ番組『Unplugged』にも出演して、新曲「The Red Light」が7月12日にリリースされるし、お祝いごとは盛りだくさん。やっぱりKinKiは歌ってくれなくちゃね。コンサートでは2人のMCがめちゃくちゃ長くて面白いからそっちも楽しみだけど、何より楽曲がいいから、歌が聴きたいもの。難しいのに後輩たちもみんなKinKiの歌を歌いたがるし。聴いてよし、歌ってよしの秀逸な楽曲揃いだから。心配なのは退院したとはいえ、突発性難聴の治療を続けている剛くんのこと。ジャニーズNo.1の歌唱力を誇る剛くんのあの魂を揺さぶるような歌声は、何物にも代えがたいしね。でも、きっとY子ちゃんが見守ってくれてるから大丈夫。光ちゃん、剛くん、記念すべき20周年、本当におめでとう! これからも私たち、ぼくらの“愛し愛されるKinKi Kids”でいてちょーだいね!

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