2017/08/06 22:00

工藤静香のインスタから漂う“実家的センス”に癒されてしまう

 今年1月から工藤静香(47)が開設したInstagram(以下インスタ)アカウントがアップしている写真について、ファン(フォロワー)が賛辞を送り、感嘆の声まで上がっているという。

▼工藤静香さんの手作りケーキがすごい!プロ並みの出来と話題!

 無論、静香が手作り志向だということは、インスタを1月からフォローしている者たちにとっては「地球は回っている」のと同じくらい周知の事実ではある。これまでテレビでも散々「手作り・オーガニック・自然派」であることを彼女自ら伝えているし、もう日本国民のほとんどが知っている事実、共通概念といっても過言でないかもしれない。

 手作りケーキをこのタイミングで絶賛する記事はいささか不可解だが、確かに記事にある通り、インスタでは静香がアップしたケーキに絶賛の声が集まっている。

 たとえばこのレモンタルトの写真には「美味しそう」のコメントが満載。「しーちゃんプロデュースのタルト屋さん出しましょう!美味しそう、食べたい、素晴らしい~!」「静香さんのタルト屋さんに大賛成です」など、お店を出しても良いレベルであるとファンたちは太鼓判を押す。食べてもいないのに。

 しーちゃん本人は「作ってる最中に急用で一度中断したので、何だかメレンゲが決まらなかったわ(^^)」と書いているが、確かにメレンゲが崩れそうになっているしレモンもなぜか縦に刺さっていて、見方を変えれば園山真希絵的な斬新さも感じられる。

 しーちゃんインスタといえば、3月に一度炎上騒動が巻き起こった。「ダブル炭水化物!美味しいですよね〜。天ぷらとかは無いけど、さっぱり女子食(^^)。。麹で漬けた大根がまたいいのです!」といった文章と<うどん・たきこみごはん・大根の即席漬け>の手料理写真をいつものようにアップしたところ、一人のSMAPファンから苦情コメントが寄せられたのだ。

「何故SMAPが解散してからインスタ始めたんですか? 料理を公開する事がしたかったんですか? 理由はどうあれもう少しSMAPファンのココロをわかって欲しかったです。解散しても、私達にとっては木村拓哉さんはカリスマなんです。現実的な部分見るのがどれだけ辛いか? わかって下さい」

 このコメントをきっかけに木村拓哉ファンと、しーちゃんファンの間で議論に発展していた。だが最近ではそんな炎上騒動もどこ吹く風、再び平和なインスタに戻っている。そんなインスタを改めてチェックしてみたが、しーちゃんは料理だけでなく色々なものを手作りするのが大好きだと、あらためて痛感した。

 まず、しーちゃんは、先の記事にも取り上げられたように非常によく手作りスイーツの写真をアップする。いちごのショートケーキ、シトラスケーキ、アップルタルトクラム、などなどケーキも様々だが、他にもチョコがけフルーツ、ヨーグルトムースなど、手早く(たぶん)作れる簡単スイーツも多くアップされている。アイシングクッキーはどことなくしーちゃんの描く絵画に通じるものがある。

 健康志向が垣間見えるのもしーちゃんスイーツの特徴だ。コーヒーチアシードクッキーなども作り、チアシードを美味しく食べようとした工夫がみられる。スイーツだけではない。しーちゃんはとにかく、筆者のようなズボラな主婦であればそこまで絶対に手作りしないようなものまで手作りする。なんとパンは酵母から作る気合の入れよう。マヨネーズも手作りだ。ピクルスも手作りして常備してある。正直言ってすごすぎるっ!

 だが、食事ではなくスイーツを多めにアップするのはしーちゃんなりの炎上防止を狙ってのことだろう。こちらのスイーツの写真には「お食事を載せると、私のランチと書いてもザワザワだったのでオヤツを載せますね」と書き添えている。この写真の直前にアップされているのは先の手作りピクルスの写真。8月3日現在、気になるコメントはついていないが「快く工藤静香さんのインスタを見れないなら、見ないでほしい。なんの責任もない中傷はやめてほしい」という書き込みがあり、何らか批判的なコメントが寄せられて、そして消えている様子だ。

 食事そのものの写真もそこそこ多いのだが、食卓の写真が少なめで、酵母やマヨネーズなど、手作りしているメニューではなく材料レベルのものをアップするのも、夫・木村の存在をしーちゃんインスタから感じ取る敏感なファンを刺激しないようにという本人なりの配慮だろう。ほかにアップされているのは動物、植物、自分の描いた絵など、炎上を避けようと無難なものを選んでいるように見える。

 さてしーちゃんは食べ物についてはとことん手作りだが、他のものだって手作り志向だ。かつて「candywood」という店を広尾に構え、手作りアクセサリーを販売していた。また、ビューティークリエイターTAKAKOが2014年のブログにこんな記事をアップして(『仲良し工藤静香ちゃん』)、宣伝活動の一翼を担ってくれたことがあるが、しーちゃんはwebショップをやっており、天然石ジュエリーのほかオーガニック食材など販売している。ただ、このwebショップ、現在も生きているが、ほとんどが売り切れていて開店休業状態となっている。

 さらには、かつてNHKの手芸番組に出演し、自作の手芸作品を披露していた過去もある。いちご柄の布で作ったランチョンマット、チェック柄にハート模様の生地でポケットをつけたバッグ、巾着袋、ティッシュケース、丸める筆箱など、そのラインナップ自体“おかんセンス”炸裂だが、布のチョイスもしーちゃん独自センスを突っ走っていて完全に実家のニオイしか感じない。縫製も雑なのに堂々とテレビでこれら手作り品をさらせる度胸はすごいと素直に思った。番組では、ランチョンマットは汚れたらお手拭きにして、そのあと雑巾にして使って捨てるというエコな発言もしていた。

 よくこれをテレビで……といえば、工藤・木村家の定番だというお夜食「なんでも丼」のインパクトも大きかった。今から10年前、『明石家さんちゃんねる』(TBS系)というバラエティ番組の料理コーナーで、しーちゃんはこれを披露した。白飯に、炒めたキャベツとベーコン・たくわん・黄身を崩した目玉焼き・マヨネーズと醤油・明太子・海苔などをのせた(ぶっかけ状態)一品だ。きっと美味しい、間違いなく美味しいだろう組み合わせだし明石家さんまもうまいうまいと食べていたのだが、言葉どおり「なんでも」過ぎるし見た目がとにかく雑だった。これを自信満々で紹介するのだから、しーちゃんは本当にすごい。

 しーちゃんのあらゆる手作り品は、都会的&お洒落というわけではない。もっとセンスの良い女性は掃いて捨てるほどいるしインスタで死ぬほど観測できる。ただ、しーちゃんの手作りには、実家に帰った時のような、部屋全体として調和は取れていないがそれが逆に懐かしく落ち着く……というような、かあちゃん的なセンスがほとばしっている。ティッシュケースがティッシュにかぶせてあるなんて。すごい実家感である。

 やたら健康志向であるところも、還暦を過ぎた親が健康維持のためにビタミン類に詳しくなって帰省の時にウンチクを並べ立てる、みたいな、年季の入った印象を受ける。彼女のインスタは郷愁を誘う。どうか激しく炎上することなくこのままゆるく続けて行けますように……(祈)。

(インスタウォッチャ〜京子)

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