2017/08/12 14:00

ローラ、能年玲奈、西山茉希…芸能界にはびこる奴隷契約に公正取引委員会も動き出している

 近年芸能人の告発により明らかになってきた芸能事務所の“奴隷契約”。8月9日発売の「週刊文春」(文藝春秋)では、ローラ(27)が所属事務所「LIBERA」と現在交わしている2010年7月1日から2020年6月末日までの10年間の契約を満了しても、ローラの意思に関係なく、事務所が自動で10年間の契約更新ができる状態に置かれていることが明らかにされた。

 ローラはこれまで付き合う友人関係などの私生活を事務所社長に徹底的に管理されてきたというが、社長を信じていたローラはそれを受け入れていたそうだ。しかしある時、仕事で知り合った男性クリエイターに食事に誘われたことがわかると社長は激怒し、「2度と会うな」とそのクリエイターに猛抗議し、ローラの携帯電話のアドレス帳から家族以外のデータを削除したそうだ。

 ここから両者の関係が悪化して、ついに冒頭の奴隷契約が交わされる。これ以後、ローラはギャラを10分の1以下に下げられたこともあったという。そして今春、ローラが契約書の内容を確認したいと事務所に申し出ると、ローラが退所を考えてると疑った社長は「辞めるつもりなら、暴露本を出してやる」「日本だけでなく、アメリカでも活動できなくするぞ」と脅して事態は泥沼化に至った。

 ローラは今年の6月17日にTwitterで「黒い心を持った人とは絶対に一緒にいたくない。10年の信頼をかえしてください」「ローラ最近裏切られたことがあって心から悲しくて沈んでいる」「いま誰のことも信じられないくらい怖いんだ」などと呟いており、トラブルがあったことを示唆していた。

 日本の芸能界の「奴隷契約」については今まさに問題視され始めているところだ。今年2月に芸能界引退と出家宣言をした清水富美加(22)は、睡眠時間3時間で1カ月31日働いても月給が5万円のボーナス無し、意にそぐわない仕事を強制されたと告発。

 清水と同じレプロプロダクションに所属していたのん(能年玲奈/24)も、『あまちゃん』(NHK)撮影時の月給が5万円で、仕事のオファーを事務所が勝手に断ってしまうことがあった等の理不尽が明かされた。また、西山茉希(31)は今年6月に、「デビューから13年昇給なし」「2人目の子ども妊娠時に給料が半額に」「2月から給料が未払いになっている」と告発し、事務所社長側が全面的に反論。今後の展開を注目されている。

 先日、公正取引委員会が芸能界で不公正な契約が結ばれていないかの調査を始めたことが報道された。しかし多くの芸能事務所はタレント育成費を負担しているため(レッスン代、衣食住の費用など)、月給が少なくても当然という言い分を持っており、改善の道のりは長そうだ。

 問題解決にはかなりの時間を要するだろうが、今まで全く明るみになってこなかった芸能事務所の闇が続々と暴かれ、日本の芸能界が転換期にあることは確か。今後の動向を見守っていきたい。

(ボンゾ)

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