2017/09/29 22:30

川島なお美、圧巻の伝説! 『失楽園』撮影現場で記者にヌード披露、みのもんたが跪いて「脚見せて」…

 皆さん、ごきげんよう。アツこと秘密のアツコちゃんです!

 2015年9月24日に54歳の若さで旅立たれた川島なお美さん。先日、早くも三回忌を迎えられたのだけど、私の中ではまだなお美さんが亡くなられたということが実感できずにいるの。だって、どんな試練も、いつも軽~く乗り越えていた強く美しい「女優・川島なお美」さんが死んじゃうなんて絶対に信じられないし、信じたくなくてね。なので、今回は勝手ながら、手前味噌すぎるなお美さんとアツのちょっとした思い出話をさせていただこうかなと思います!

 なお美さんと初めて遭遇したのは、アツがまだ学生時代。先輩に呼ばれて青学の文化祭に遊びに行った時に、偶然、なお美さんをお見かけして、スッピンなのにあまりにお綺麗でびっくりしちゃって。もともと憧れの女優さんだったし、声もかけられず、ただただガン見するのみ。丸メガネに細身のレザーパンツ、ブランドバッグのいでたちでクラスメイトらしき男性と仲良くおしゃべりしていて、「うわっ、ナマ川島なお美だ!」と大興奮したのを覚えているわ。

 その数年後、私は出版社に入社したんだけど、なお美さんを取材する機会にはなかなか恵まれず。ようやく来た初インタビューは1995年の安達祐実ちゃんの主演ドラマ『家なき子2』(日本テレビ系)に意地悪なお姉さん役でなお美さんが出演された時。

 緊張してまだまだ不慣れなインタビューだったのに、とにかく優しく接してくださって、すっかりなお美さん信者になっちゃったわ。「ずっと前からファンです!」などと発言しちゃった私に「私、女の子のファンって少ないのよ。本当に~?」なんて疑ってらしたから、絶対的な掟破りなんだけど、こっそり持参したなお美さんのヘアヌード写真集『WOMAN』(ワニブックス)をカバンの中から取り出してお見せしたら「嘘、女の子が持ってるの? 自分で買ったの?」と大笑いしてくださって。それから仲良くしていただいて、あちこちの現場に呼んでいただけるようになったの。

 初めは「アッちゃん、いらっしゃいよ」だったのが「アツ、おいでよ~」になるまで時間はかからず。東山紀之さん主演の『ザ・シェフ』(日本テレビ系)や菅野美穂さん主演の『イグアナの娘』(テレビ朝日系)などで取材させていただいた後、そーです! そーなんですよ! 来たんです! なお美さん主演のあの伝説のドラマ『失楽園』(日本テレビ系)がっ! 皆さん、覚えていらっしゃるでしょうか?

 1997年7月に始まったドラマ『失楽園』は渡辺淳一氏原作の話題作で、“不倫”という背徳の恋が美しく切なく描かれ、平均視聴率20%を超える大ヒット作になったのよ。なお美さんのお相手役となったのは朝ドラ『ひよっこ』(NHK総合)で、祖父役を終えたばかりの古谷一行さん。なお美さんと一行さんお2人の“カラミ”がエロティックで、注目度は増すばかり。

 月曜夜10時のドラマ枠で放送されていたんだけど、真裏には当時の最強『SMAP×SMAP』(フジテレビ系)があったのに20%超えしたんだから、どれだけ話題になったか想像してみて欲しいわ。なお美さんの妖艶さがお茶の間を席巻して、男性陣はメロメロ。さらに女性たちもなお美さんのセクシーさに惹かれ始めて、話題が話題を呼んで一気に失楽園ブームに突入したの。

 でもね、黒木瞳さんと役所広司さんが主役を務めた映画版『失楽園』が同年5月に上映されて大ヒットしたこともあって、最初の記者会見ではドラマ版が成功するかわからず、半信半疑の人たちもいたのよね。そんなシビアな視線の中、都内の豪華ホテルの大きな部屋で行われた記者会見場は満員御礼。ちょっと意地悪な質問などを軽く受け流したなお美さんは妖艶だけど凛々しくて、もう期待は高まるばかり。案の定、放送が始まったら話題を独占し、アツも日参することに。

 まぁ現場はエロティックなシーンも多いことから、あれこれ気を使うことが多くてスタッフは大変そうだったけどね。「この角度からのカメラワークはNGだ」とか細々あって、何度も何度もリハを繰り返したり。でもノリに乗ってる現場だから、ハードスケジュールも何のその。なお美さんや一行さんを中心に、一致団結して撮影が進められていったの。

 そんな激動のある日、やっとオフが取れたなお美さん。何をするのかな? と思っていたら「エステに行くの。最終回に向けてもっと理想的な体作りをしようと思って。でも何だか一行さんのために綺麗にしているみたいでしょ?」なんて笑っていて、これ以上、綺麗になってどーすんの? って思ったぐらい。スレンダーなのに出るとこ出ているボンキュッボンなスタイル、真っ白なツルスベ肌、何より美人で聡明で、でも話すと男前できっぷが良くてコメントも気が効いていて。憧れるなっていうほうが無理よ。

 このドラマの制作はよみうりテレビで、ロケも多かったけど、収録スタジオは当時、よみテレさんが京王堀之内に持っていた多摩スタジオ。都心から少し離れた所にあったから、通うのも大変だったのよね。だけど視聴率も上がる一方だったから、弱音を吐く人は皆無だったわ。

 そんな中、ある日、いつも仲良くしてくださっていたよみテレの広報さんが「アツ、軽井沢に行かない?」と、突然言ってきたの。夏休みに軽井沢に行こうってことかなと思って、何も考えずに「行く~!」って答えたんだけど、よーく聞いたら「『失楽園』の最終回ロケが軽井沢であるのよ。だけど、最終回の台本を事前に渡すことが出来ないの。どんなシーンかわからないのに来てもらうことって出来る?」と言い出して。もうね、そんなの会社に聞くまでもなく「行く行く、絶対に行く」と即答し、晴れて広報さんと私は夏の軽井沢へGO!

 どんなシーンを取材出来るのかさっぱりだったけど、軽井沢プリンスホテルのコテージを借りた“失楽園合宿”はお楽しみの連続で、収録の合間に観光したり。正確に言うと観光の合間にちょっと取材を挟んで、夜になるとみのもんたさんが「美味しい中華を食べに行こう」なんて誘ってくださったり。なお美さんの他にも十朱幸代さんや菅野美穂さん、加賀まりこさんといった女優さんたちも出ていらして、本当に美の共演だったわ。

 でも、やっぱり主演のなお美さんの輝きは半端なくて。軽井沢ではお待ちかねの(!?)入浴シーンもあったんだけど、撮影場所の露天風呂に入った途端、目に飛び込んできたプロデューサーの黒の海パン姿があまりに衝撃的で、「何でプロデューサーが海パン? しかも何故に黒?」って笑っちゃったわ。そんな目を浄化してくださったのはもちろんなお美さんよ。

 彼女はいつも「下着の線が出ちゃうから、撮影前は下着はつけないの」と言っていて、その日も当然そう。ピンクのバスローブ姿で現れたなお美さんがあまりに可愛くて誉めたら、何を思ったか、なお美さんが突然「ほーら、見てご覧」と言って、私の目の前でバスローブの前をはだけて。エッと驚く暇もなし。

 そこにはスッポンポンの目にも美しいなお美さんの肢体が……。びっくりたまげる私の驚き顔を尻目に大爆笑するサービス精神満載のお茶目ななお美さん。信じられないでしょ? こんなことをサラリとやってのける女優だったんです。

 しかも「写真、撮ろう」と言い出して、私が観光用に持っていった普通のカメラで写真撮影開始。えっと、言っておきますが、この時もなお美さんはスッポンポンなので、こんな私用のカメラでうっかり“川島なお美のヘアヌード写真”が撮れちゃったわけなの。篠山紀信先生が撮った写真じゃないのよ。素人がなお美さんの真っ裸を、ご本人のご厚意とはいえ、ちゃっかり撮ってしまって。こんな遊び心のある人だったってことを、皆さんはご存じだったでしょうか? しかもしかも「この写真、よかったらパパのおみやげにして」って。どこまでもユーモア溢れる女性なのよ~!

 その後、問題の『失楽園』最終シーンが撮影されたんだけど、私の手元には相変わらず台本ナシ。でもその日もなお美さんの裸体を目のあたりにし、「うん? もしやラストも真っ裸とか?」と想像するのみ。撮影はゲリラ的に行われたため、私たちは近くまでは行ったけど、撮影自体は同行出来なかったの。蓋を開けたら「ラストはなお美さんと一行さんが手を繋ぎながら裸で歩いて行くシーン」でね。少人数のスタッフで、パッと行ってこっそり撮影してきたみたい。もうね、最高に刺激的で美しいラストシーンだったわ。

 川島なお美さんというと、何となく世間から誤解されることが多くて、「女優女優しすぎ」とか言われることもあったけど、でも正真正銘「女優」だったんだから仕方ないよねって思ってたわ。よく「私、『役作り』ということはしないの。嫌いな言葉なのよ。だって役は作るものじゃなくて生かすもの。『役を生きる』んだもの。だから私には『どんな役作りをしているんですか?』とは聞かないでね」と言っていたわ。

 体のメンテナンスも、エステにスポーツと常にちゃんとしていてね。有名ななお美さん語録に「私の血は赤ワインでできている」っていうのがあるけど、確かにワインが大好きで、毎日楽しまれていたけど、「飲むからには動かないと」と言って気をつけていたの。酔うと可憐さが爆発して、女の私でもドキドキしちゃったわ。

 努力を惜しまない人で、もちろん負けず嫌いで。『失楽園』の後に主演したドラマ『くれなゐ』(日本テレビ系・制作はよみうりテレビ)では、なお美さんは泳げなかったのに主人公がスイスイ泳げる設定だったため、スイミングスクールに通って、あっという間に泳げるようになって。スタントマンだっているのに「でも自分で泳がないと意味がないじゃない。昨日は5mだったけど、今日は10m泳げたの」と嬉しそうに言っていて、いつの間にか「25m泳いでた」っていう感じ。毎日がミラクルの連発だったのよね。

 真面目な努力家で、失敗なんてしないような感じがするけど、意外とおっちょこちょいで、『くれなゐ』の撮影中にはエスカレーターでつまずいて脚をケガしてしまったり。でも心配する私たちの前で「やっちゃったぁ」と笑い飛ばす強さもあって。

 あっ、そう言えばその傷跡をみのもんたさんが「なお美ちゃん、大丈夫だった? 見せてよ」と言ってお願いしていたんだけど、なお美さんの足元に跪いて、なお美さんの白いブーツのジッパーをみのさんがスルスルと下ろしていた姿がいまだに忘れられないわ。シュール過ぎる絵ヅラでしょ? 最後はちゃんと白いブーツをもう一度履かせてあげていて、「何だかシンデレラみた~い!」とまたまた豪快に笑い飛ばしていたなお美さん。多分、彼女にNGはなかったんじゃないかしら? びっくりするぐらい面白い女性だったの。

 グランドハイアット東京で行われた芸能生活25周年記念パーティーでも「お友達も連れて来ていいからね。いっぱいで来て」と言ってくださって。でも業界に関係のない本当に一般のお友達なのに? と思って聞いてみたら「そんなの関係ないのよ。パーティーなんだから」と気にする素振りもなし。そのお言葉に甘えて、学生時代のお友達と一緒にワイワイ押しかけてしまったの。豪華な芸能人がたくさん来場されていたから、どこを見ても有名人だらけでドキドキしっぱなし。そんな会場の中でも「アツ、来てくれたの~? お友達も呼んでみんなで一緒に写真、撮ろっ!」と声をかけてくれて。ただの一記者の私にまで気を配ってくれて、頭が下がります。それはずっと続いて、最後の最後まで仲良く接してくださったなお美さん。

 愛犬のシナ&ココちゃんを溺愛していて、現場でも「ママの所にいらっしゃい」と呼んでいたあの優しい声。いろんななお美さんを見せていただいて、本当に素敵な思い出がいっぱいよ! 結婚して幸せに暮らしつつ、たびたび訪れる試練にも負けることなく、「大丈夫! 大丈夫! こんなの平気よ」と言っていて。

 病気をされた時もそりゃあ心配したけど、いつもの「大丈夫! こんなことで負けないから!」の言葉を最後まで信じていたし、絶対にそうなると思っていたのに。まさかこんな早くに……。また私たちを驚かせようとしたんでしょ? わかってるよ! 街中やテレビ局で偶然、遭遇しても後ろから急に抱きついてきて「びっくりした?」なんて言いながら笑ってたし。時に私も逆襲してこっそり後ろから声をかけて「うわ、気が付かなかった。どこから沸いてきたのよ~!」なんて言われたり。いつ会ってもめちゃくちゃ楽しかったなぁ。

 ま、私だけじゃなく、なお美さんの多くのお友達の皆さんの中でも「川島なお美は永遠」だから、全然いいんだけど。でももう三回忌だったのね。ちょっと最近、話してないなとは思っていたけど。若いまま、綺麗なまま旅立っちゃって、再会した時に「ヤダ、老けちゃって。私のほうが年下になっちゃったじゃない」なんて笑われないように、少しはアツも頑張らないとなぁ。忘れることなんて絶対にないわ。なお美さん、いついつまでもアナタを愛し尊敬していますっ! その時はまた一緒にオモシロ写真を撮ってくださいね。次はアツがドッキリを仕掛ける側だから。驚かせるよ~。その日まで、もうちょっとだけ待っててね!

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