2017/05/18 17:24

厳戒態勢下のカンヌ映画祭、2017年は試金石がいっぱい

カンヌ国際映画祭2017年の審査委員長はペドロ・アルモドバル監督
カンヌ国際映画祭2017年の審査委員長はペドロ・アルモドバル監督

カンヌ国際映画祭は70歳を迎えた。映画の歴史を、映画はフランスで誕生したという説を採れば、今年映画は122歳。その半分以上をともにしてきたのがカンヌ映画祭である。

 元々、ファシズム国家であったイタリアが始めたヴェネツィア映画祭に対抗する自由主義国側の映画祭を、ということで始まったカンヌ映画祭である。いや、始まるはずだったのだが、第一回目の開催日当日ナチスはポーランドに侵攻、第二次世界大戦が始まったため、終戦後1946年まで開催は見送られたという歴史がある。

 その歴史がここ数年どうしても思い出されてしまう状況になってきた。フランスではシャルリー・エブド編集部の襲撃事件以来、パリで、そして昨年、映画祭の終わったばかりの隣町ニースでも無差別殺人事件が起こっている。

 たくさんの人を、世界の人を、そして世界の有名人をねらうなら、今、ここが…と考えてしまうのを笑うことはできない。新しい大統領が決まったものの、だからもう安心などといっていられない。今年のカンヌは厳戒態勢の下にある。会場に通じる道路の要所は警察車両によって封鎖され、小銃を携えた警官が立っているし、砂浜沿いの遊歩道を、自動小銃を構えた迷彩服の兵士が半袖短パンの観光客や映画祭参加者にまじって警戒している。各会場の入り口には金属探知機のゲートが設置され、黒服のセキュリティ会社の人々による荷物チェックとボディチェックも行われているというありさまなのだ。

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