2017/05/29 23:09

黒沢清監督がカンヌで受賞を逃した理由とは?

映画『散歩する侵略者』の松田龍平、黒沢清監督、長谷川博己(左から)
映画『散歩する侵略者』の松田龍平、黒沢清監督、長谷川博己(左から)

カンヌ映画祭も残るところ一日となり、公式上映部門の一つ「ある視点」部門の授賞式が行われた。

一昨年『岸辺の旅』で同部門の監督賞を受賞した黒沢清監督の『散歩する侵略者』は残念ながら受賞ならず、昨年の深田晃司監督の『淵に立つ』に続く三年連続の日本映画受賞の期待は叶わなかった。

黒沢清監督は今回で5回目のカンヌ映画祭ノミネートになり、すでに常連と呼んでいいカンヌ・ベテランである。コンペには2001年『アカルイミライ』で参加しただけではあるが、5回のうち3回受賞しており、カンヌ映画祭側にとっては欠かせない日本人監督のひとりだ。カンヌでよく言われるのは「日本には、河瀬・黒沢・是枝しかいないのか?」という言葉でなかなか新しい監督が現れないことを指摘される。それについて筆者は違和感を感じることがある。そう言っておいて、カンヌが期待する「日本人監督のそれぞれの得意分野」があり、それから外れると受賞はおろか、ノミネートすらしないときがあるじゃないか、という疑問である。是枝は現代物と決めていたり、河瀬は奈良と決めていたり、していないか?ということだ。

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