2018/01/26 16:00

“映画通”齊藤工の本領発揮!長編デビュー作『blank13』の巧みな映画術

齊藤工の長編監督デビュー作『blank13』のレビューをお届け!/[c]2017「blank13」製作委員会
齊藤工の長編監督デビュー作『blank13』のレビューをお届け!/[c]2017「blank13」製作委員会

齊藤工がメガホンをとり、2017年に大ブレイクした俳優・高橋一生に、松岡茉優とリリー・フランキーらが出演して、スタッフ陣も錚々たるメンバーが集っている(福山雅治が製作に関わっているというサプライズも)にも関わらず、徹底してコンパクトなスケールの映画としてまとめあげられている点にひたすら驚かされる『blank13』。

齊藤工といえば、2014年に一世を風靡したテレビドラマ「昼顔」で注目を集め、今やCMや映画などにも引っ張りだこの生粋の二枚目俳優だ。その一方レンタルビデオ店の棚に並ぶ作品を端から順に制覇していったという逸話を持つほどの映画通として知られ、ブレイクする前からショートフィルムの監督としてその腕を磨き上げた彼の作風からは、随所に往年の名作へのリスペクトを感じられる。

まず長編デビュー作(厳密にいえば中編であるかもしれないが)で、人間の最後の晴れ舞台である“葬儀”を扱い、そこに集う人たちのユーモラスな姿で描き出すというプロット。これは伊丹十三のデビュー作『お葬式』(84)へのオマージュではないだろうか。

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